ハクビシンは食料になる?ハクビシンの利用価値について

 
害獣とされるハクビシンなどの野生動物は、農作物を食い荒らすなどの問題を引き起こすことから、駆除作業を行う必要性があるのですが、ただその後の利用価値についても考えていく必要性もあります。今回は、ハクビシンは食料になる?ハクビシンの利用価値についてお伝えします。
 

ハクビシンの利用価値について

 
ハクビシンは、近年都心部にまで生息域を広げる害獣として問題視されています。
相談件数も軒並み増えており、駆除件数依頼も増加している状況です。
 
捕獲・駆除後は、殺傷し焼却されてしまう動物でもあるのですが、ハクビシンなどの野生動物の肉質は、食用にもなるため、利用価値もあるとされています。
 
近年、エゾジカ・イノシシ・クマなどの野生動物を扱うジビエ料理店なども増えていますし、YouTubeなどの動画サイトでも、このようなジビエを取り扱うチャンネルも再生数を伸ばしている傾向にあります。
 
そういった、動画の再生数が伸びるということは、ジビエ料理に興味を持つ方が少なくはないということでもあります。ですが、ハクビシンやアライグマなど問題視されている野生動物の肉質が美味しいと分かっていても、流通量が少ないこともあり、簡単には食べられない食材でもあります。その分、価値があると言い換えることもできるのです。
また、ジビエ肉を販売する通販サイトにおいても、流通量が少ない野生動物は、運が良くなければ手に入れることは出来ません。
 

ハクビシンの駆除と捕獲

 

 
ハクビシンは、家屋に棲み付く害獣でもありますので、仮に、家屋に棲み付いたハクビシンを捕獲して、ジビエとして調理できるのでは?と考える方もいるかもしれませんが、実際には、そのような事は簡単に行えません。
 
これは、ハクビシンが鳥獣保護管理法によって守られている動物であり、作業するにあたっては、自治体や役所への申請手続きや狩猟免許の取得が必要となりますので、簡単に捕獲することは出来ないのです。
 
そこで、家屋に棲み付かれた場合においては、プロの駆除専門業者へ相談し駆除対処してもらう事をおすすめします。食肉として手に入れたいというのであれば、ジビエ肉を専門に取り扱うサイトなどで購入したり、ジビエ専門店で食した方がよいでしょう。
 

まとめ

 
ハクビシンは、都市部の繁華街などにも出没する害獣として問題視されています。
これらの害獣は、駆除しなければならない存在ではありますが、食肉としても利用価値もあると考えられています。興味がある方は、ネットでの購入であったり、専門店で食すと良いでしょう。
 
間違っても、ご自宅に棲み付かれてしまった場合には、食用にするために捕獲しようとするのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し、早期駆除を目指すことをおすすめします。