害獣とペットとの差は、どこにあるのでしょう。見た目が可愛らしい動物でも、その飼育のしづらさや懐かない、攻撃性が強いなど、様々な理由があります。今回は、【害獣駆除】アライグマやイタチがペットには向かない理由!についてお伝えします。
アライグマやイタチがペットには向かない理由
アライグマやイタチは、一般的にペットとして飼うには向かないとされる理由がいくつかあります。
特にアライグマが害獣として日本で生息域を広げてしまった要因は、ペットとして輸入されたことが起因となっているとされています。
昭和の時代に放送されたアニメ番組をきっかけに、アライグマへの人気が高まり、アメリカよりペットとして輸入されたことで、日本の家庭でもアライグマを飼う方がいました。しかし、その性格は極めて攻撃性が高く、懐かないこともありアニメの様な幻想的な飼い方ができるペットではありませんでした。
そのため、飼育困難となり、野に放つ方が多く、現在の害獣としての立ち位置となってしまっています。このように、ペットとして家庭環境でコントロールすることは難しい場合があり、家庭での飼育には向かないのです。
害獣として駆除が必要な理由
アライグマやイタチがペットとして飼育が困難となり、飼育を放棄した方たちが野に放ったり、動物園で飼育されていたこれらの動物が逃げ出したことで、現在では全国的に生息する害獣となっています。
野生動物となったこれらの動物は、多くの病原菌を保有している可能性があるため、家屋などの建物に棲みついてしまうと、健康被害のリスクを負う可能性があります。従って、早期駆除が必要となるのです。
一般的には、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらうのが一番安全で効果的な方法になります。ご自身でなんとかしようとする方もいらっしゃいますが、先にもご紹介した様に、攻撃性の強い獰猛な動物で懐かないため、噛み付かれたり引っ掻かれたりすることもありますので、無理に自身で対処しない様にすることも大切です。
また、駆除アイテムの箱罠などを設置する場合には、狩猟免許の取得であったり、自治体や市役所への作業の届け出の提出が必要となるなど、かなり面倒事が増えますので、プロに依頼してしまった方が、時間効率よく、元の安全な暮らしを取り戻すことができます。
まとめ
近年、害獣として問題視されるアライグマやイタチは、その可愛らしい風貌もあり、ペットとして飼いたいと考える方もいるでしょうが、野生の本能が強く懐かないのでペットには適していません。また、病原菌などを媒介する動物でもありますので、見つけたとしても触れようとせず距離を取って逃げるなどの行動を取りましょう。
そして、家屋に棲み付かれてしまった場合にはプロの専門業者へ相談し、駆除してもらうことをおすすめします。