なぜコウモリは民家や工場に棲み付くようになったのか?

 
近年、コウモリが都心部などにも棲み付くようになった。といったニュースや記事を目にする機会が増えたと思います。これは、森林伐採や地球温暖化などが影響していると様々な憶測がなされています。今回は、なぜコウモリは民家や工場に棲み付くようになったのか?についてお伝えします。
 

コウモリは洞窟や暗闇を好むのになぜ都心に?

 
コウモリの住処と言えば、洞窟などの暗がりな環境を好むとして知られています。
しかし、近年では、都心部などにも棲み付くことも珍しくはなく、夜間などにコウモリの群れが飛び交っているニュースなどを目にすることもあります。
 
なぜ、都心部にも棲み付くようになったのかというと、人が住む家屋などが冬や夏に生活する気候が洞窟よりも適していると考えられています。コウモリは、冬眠する動物なのですが、それは気温が10度を下回ることが多くならないと冬眠をせずに活動が行える動物なので、都心部では夜間であっても10度を下回るケースが減っていることもあり、都心に棲み付く様になったと言われています。
 

都心に棲み付く理由

 

 
コウモリが都心に棲み付くようになったのも気候が平均的に高いこともありますが、都心でもエサは河川や外灯などに集まる小さい虫となるため、エサの心配もありません。
また、コウモリをエサとする外敵が少ないことも影響しています。
 
そのため、コウモリにとっては、都心での暮らしは快適というわけです。
しかし、人間にとっては良い迷惑でしかありません。
 
コウモリの媒介する病原菌などは、感染症を引き起こしますし、コウモリが棲み付いた家屋ではノミやダニが沢山発生し、アレルギーなどの症状が出る可能性もあります。また、夜行性のため、うるさくて睡眠障害などの原因にもなります。
 
従って、コウモリが棲み付いた場合には、すぐに駆除を行った方が良いのですが、コウモリは鳥獣保護法によって守られている動物のため、傷つけたり殺してはいけません。
駆除や追い出すためには、自治体や行政へ申請し、許可書を貰わなければいけません。
 
ですので、作業を行う場合はプロの駆除業者へ依頼した方が効率的に対処できます。
コウモリの被害でお困りの方は、【コウモリの救急隊】へご相談ください。
 

まとめ

 
コウモリは、近年都心部でも見かけられるようになった害獣です。
これも、地球温暖化などの気候によるものとも考えられており、年中気温の高い都心部などの家屋の方が、外敵が少なく、棲みやすいのでしょう。ですが、人間にとっては健康的被害などの影響を受けるため、早急に駆除した方が良いです。
コウモリの被害にお困りの方は、プロの専門家へ相談しましょう。