なぜ都会でもコウモリは生活できる?害獣の餌が多い都会


 
東京や大阪など多くの都会では、害獣の被害は少ないと考えられています。しかし、近年では、その都会も害獣の被害が増えてきているのです。今回は、なぜ都会でもコウモリは生活できる?害獣の餌が多い都会についてお伝えします。
 

コウモリが都会に増える理由

 
大都会で生活できる害獣と言えば、ネズミやハクビシンなどの被害が大きいとされていますが、近年ではコウモリやアライグマなどの害獣も都心で見かける頻度は上がっています。
 
なぜ、こうも害獣が都心へと進出してきているのでしょう。
答えは簡単です。食料と天敵が少ないことが影響しています。
 
自然の中で生活する動物が食料にありつこうとすれば、自身が餌とされるリスクを背負う中、餌を見つけるためには多くの距離を移動するなどして、食料を確保する必要性があります。
 
しかし、都会では、ゴミをあさる害虫・害獣がいる事、もちろんゴミ自体が豊富なため、争いを起こさずに餌を確保できるといったポイントもあるため、都心の方が暮らしやすいと考える害獣が増えてきたと言えます。
 
そして、天敵も人間だけとなれば、上手に隠れさえすれば駆除されることもないため、安全な暮らしが自然界よりも行いやすいといった生存本能も働くのでしょう。従って、今後も害獣の都会への進出は増える可能性が高いと言えます。
 

害獣駆除は早急に!

 

 
このように、害獣が都会でも棲み付くケースが増え、駆除依頼件数も軒並み増えています。
ただし、コウモリなどの害獣は、鳥獣保護法によって守られているケースが多いため、簡単に駆除することはできません。
 
駆除するのであれば、自治体や行政への申請が必要となり、許可を得ずに勝手に駆除すれば、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられますので、ハードルが高く感じられてしまう方が多いでしょう。
 
しかし、実際に自分自身でコウモリなどの駆除や捕獲に追い出しを行うとなれば、道具を揃え、駆除の知識や侵入経路を防ぐなどの技術も必要です。そして、捕獲・駆除した害獣の処分まで行わなければならないため、精神的負担もかなり大きい作業です。
 
そのため、効率よく自身の負担を無くしたいと言ういのであれば、プロの駆除業者へ依頼することをおすすめします。
 

まとめ

 
コウモリにとっては、都会は棲みやすいと感じる要因が幾つもあります。
天敵が少なく、食料に困らない都会に巣作りするコウモリは今後も増える事でしょう。ですが、放置して良い問題でもありません。健康的被害や建物の寿命にも関わるトラブルを引き起こす害獣ですので早期対処が重要です。