アライグマが媒介するアライグマ回虫とは?アライグマ駆除の重要性

 
アライグマは、人間やペットに感染させるアライグマ回虫などの病原菌を持っているため、家屋に棲み付かれるリスクは非常に高いです。今回は、アライグマが媒介するアライグマ回虫とは?アライグマ駆除の重要性についてお伝えします。
 

アライグマが媒介するアライグマ回虫

 
アライグマ回虫は、アライグマの体内に寄生する寄生虫の一種です。
特に幼虫が人間やペットに感染すると深刻な健康被害を引き起こすこともあり、注意が必要です。アライグマ回虫の特長や感染リスクについて説明します。
 
・アライグマ回虫の特徴
寄生部位:アライグマの小腸に寄生し、糞便を通じて卵を外界に排出します。排出された卵は数週間で感染力を持ちます。
 
感染経路は、アライグマの糞に含まれる回虫卵を誤って摂取することで起こります。卵は土壌や水、食べ物や衣類などに付着し、人間やペットが汚染物を触れたり、口にすることで感染します。
 
・人間への影響
アライグマ回虫に感染すると、幼虫が体内を移動し、内臓幼虫移行症や中枢神経系障害を引き起こすことがあります。これは深刻な状態で、以下のような症状が現れることがあります。
 
臓器の損傷:幼虫が体内の臓器に侵入し、肝臓や肺、目などに炎症を引き起こします。
神経系への影響:幼虫が脳に達すると、神経障害や意識障害に運動障害など、重篤な神経系の症状が発生することがあります。
視力低下や失明:眼に幼虫が侵入すると視力に影響が出る場合があります。
 

アライグマの病原菌対策と予防

 

 
アライグマ回虫などの感染を防ぐためには、アライグマの糞などに触れないようにすることが重要です。また、家の周りを清潔に保ち、アライグマが棲み付かないように対策を講じることが大切で、感染が疑われた場合には、早期の治療が必要です。
 
アライグマが棲み付いている場合には、早期駆除を行った後に、巣床となった場所の清掃や消毒作業を行い、ノミやダニの駆除も行わなければ、アライグマに寄生していた虫から病原菌をうつされる恐れがあります。アライグマだけが感染源ではありませんので、注意が必要です。
 
そもそも、アライグマが棲み付くこと自体が問題となるため、アライグマが棲み付かないために、忌避剤を散布するであったり、侵入経路となり得る場所をパンチングメタルなどで物理的に塞ぎ、侵入経路を断つという事が非常に重要となります。
 

まとめ

 
アライグマを宿主とするアライグマ回虫は、人間やペットに感染すると、深刻な健康被害を引き起こすことがあります。特に幼虫が体内を移動し、臓器や神経にダメージを与えると、危険性は非常に高いです。
 
そのため、感染予防や駆除・忌避対策が非常に重要です。アライグマの糞に触れないようにすること、環境を清潔に保つこと、そしてアライグマを棲み付かせないための対策を取ることで、回虫の感染リスクを大幅に減らすことができます。
 
アライグマによる被害でお困りの方は、アライグマの救急隊へご相談下さい。