日本では、昔から狩猟者やマタギという働き方を選び、生活をする方がいます。また、害獣などを駆除して生計を立てる駆除業者もいます。今回は、アライグマなどを駆除して儲ける?駆除業者と違う狩猟者やマタギについてお伝えします。
日本における狩猟者
日本では、昔から狩猟をし、狩猟した動物の肉を食べ生活するというライフスタイルが当たり前のようにありました。現代では、そういった生活をする方は減り、狩猟免許を保有するようなハンターの割合も減少傾向にあります。
ですが、日本国内には多くの野生動物が生息しており、繁殖力の高い動物も多いことから、農作物被害であったり、家屋への棲み付きなどの問題を引き起こしているため、狩猟者やマタギの力を借りていかなければ、人間の生活や生態系にも影響を及ぼす状況となり兼ねません。
そして、野生動物をハントする方は、狩猟した肉を販売したり、YouTubeなどの配信媒体で視聴回数でお金を稼ぎながら生活する方もいます。
アライグマなどを駆除して儲ける?
野生動物のアライグマなどには報奨金が設定されており、駆除することで市区町村から報奨金を貰う事もできます。ただし、この報奨金もどの地域でも設定されている訳ではありませんので、報奨金で収入を得るのであれば、住む場所を選ばなければなりません。
アライグマの駆除で支払われる報奨金は、1匹で約1,000円~5,000円程度となり、イノシシで6,000~15,000円 など、金額に開きはありますが報奨金が出ます。
また、これらの野生動物の肉はジビエとして活用されるため、狩猟で得た肉を買い取ってもらい、収入にして生活するケースが狩猟者やマタギの生活スタイルとされています。
一方で、害獣駆除業者は、顧客の畑や家屋に棲み付いた害獣を箱わななどを用いて捕獲・駆除し、清掃や消毒を行った後に、侵入経路を塞ぎ再度被害に遭わない様にするといったビジネスになるため、狩猟で生計を立てている方よりも、高い給料設定がされていることが多いとされています。
アライグマなどの野生動物が鳥獣保護管理法によって守られている動物であり、狩猟免許を持たずに作業して、傷付けたりすれば法に触れますし、狩猟免許取得者が少ないこともあり、害獣駆除業者へ依頼する方が多くなりますので、ビジネスとしては害獣駆除業者として、ビジネス展開した方が儲かる可能性も高いのです。
まとめ
近年、狩猟免許を持っている方が減ってきていることもあり、野生動物による被害は拡大しているため、狩猟で生活するケースや害獣駆除を主体としたビジネスで成立する可能性はあります。
ただし、害獣駆除であれ、狩猟者やマタギといった職種は、野生動物に対する知識や技術的な能力が備わっていなければ、対処できないものです。報奨金をもらうためにやろうとするのも簡単ではありませんので、一般の方はプロに依頼することをおすすめします。