アライグマに荒らされた洗濯物や食べ物を洗う理由について

 
アライグマに食料を備蓄している場所を荒らされたり、洗濯物が少し汚されてしまう事もあります。そういった場合に、食べ物を洗わなかったり、洗濯物をそのまま着てしまうと、健康被害につながる恐れがあります。今回は、アライグマに荒らされた洗濯物や食べ物を洗う理由についてお伝えします。
 

アライグマが汚した場所には病原菌が!

 
アライグマはさまざまな病原菌を媒介している野生動物ですので、家屋に棲み付かれてしまうと、そのウイルスなどに感染する恐れがあります。
 
また、感染経路は空気中や噛み付かれたり引っ掻かれるといった外傷だけでなく、備蓄している食べ物であったり、汚された洗濯物から、感染する事もあります。
 
そのため、まずはアライグマが荒らした場所にあるものに関しては、綺麗に洗浄する必要性があります。食べ物も全てが荒らされている訳でもなく、まだ食べられる物もあるでしょうし、洋服もたいして汚れていなければ、再度洗わないで畳み、着てしまう事も考えられます。
 
しかし、その気の緩みから病原菌を体内に取り込んでしまう恐れもあるため、アライグマが通った場所の物に関して利用するのであれば、綺麗に洗い汚れなどを洗い流す必要性があります。もちろん食べ物は直接体内に入れるため、不安な方は処分した方が良いですが、特に問題なさそうな物を調理に使うのであれば、洗い、火を入れて加熱し、病原菌が死滅するかなど考えて利用しましょう。
 

家屋の周りに痕跡があれば捕獲駆除を!

 

 
アライグマによる被害に遭った場合は、放置すれば被害は拡大するばかりですので、捕獲や駆除して対処しなければなりません。
 
そこで、ご自分で作業する際の注意点は、アライグマは鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、役所や自治体へ申請手続きを行って作業にあたる必要性があります。また、箱わななどは狩猟免許が必要となりますので、一般の方にとってはハードルの高い作業となります。
 
そのため、被害を食い止め捕獲駆除を行いたいといった場合には、プロの駆除専門業者へ相談し、対処することをおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマ、全国に生息する程、個体数を増やしている害獣です。
また、さまざまな病原菌を媒介する厄介な動物ですので、棲み付かれたり被害を受けた際には、しっかりと汚れや病原菌を洗い流す必要性があります。
もちろん、必ずしも病気になるという訳ではありませんが、リスク回避のためにも、アライグマが棲み付いていたり被害にあっていることに気が付いた場合は気を付けましょう。
そして、被害を縮小するためには、捕獲駆除が必須となりますので、放置せずに対処していきましょう。