アライグマは雑食性で、さまざまな食べ物を食べるため、非常に柔軟に行動して、エサ場を確保します。そのため、被害を拡大させないためにもエサを与えないことが重要です。今回は、アライグマのエサ場はどんな場所?餌を与えないことが大事な訳についてお伝えします。
アライグマのエサ場はどんな場所?
アライグマは雑食性であるためどのような環境でも適応し生活することができ、都市部や農村部、森林地帯など、幅広い環境でエサを得ることができます。
ちなみに、都市部の公園や神社などでも、姿を発見されることが増えており、アライグマの可愛らしい姿に惹かれ、エサを与えてしまう方もいますが、絶対にそのような行動は避けなければなりません。
アライグマが人間の食べ物に慣れてしまうと、頻繁に人間の住む場所に近づくようになり、さらなる被害やリスクを引き起こします。
特に、ゴミ箱はアライグマにとってバイキングのような場所です。
家庭から出る食べ残しや果物、肉、野菜など、多種多様な食べ物が一度に手に入るため、非常に魅力的なエサ場です。特に夜間、フタがしっかり閉じられていない飲食店などのゴミ箱から、ゴミを散乱させながらエサを漁ります。巣床からゴミ箱へアクセスできる環境が整っている場合には、アライグマはその周辺に定住することがよくあります。
餌を与えないことが大事な訳
エサ場が人の住むエリアに多いことが分かれば、巣床をより近付けようと、人の住む家屋にすることも増えていきます。従って、餌を簡単に取れる環境は、被害を拡大する恐れがあります。
ですので、しっかりと予防策を講じることが大事になります。
まず、第一に餌を与えない環境づくりが重要となるため、屋外にゴミを出す時間帯であったり、出し方の見直しが必要です。ゴミ収集日の前日からゴミを出さない様にするであったり、ゴミ収集の際には、ネットや蓋つきゴミ箱でゴミを荒されないようにしましょう。
そういった、対策を講じるだけでも、アライグマが狙うのを避けていきます。
アライグマは、人間の生活環境にも巧みに適応し、ゴミや農作物にペットの餌まで食料としますし、一度食べ物を得た場所を記憶するほど賢いです。また、定住する習性もあるため、エサ場の清掃・管理し、簡単に餌を取らせないための対策が重要です。
仮に、家屋に棲み付かれてしまった場合には、早期駆除が必要となりますが、一般の方には作業がハードですので、プロの駆除業者へ依頼して、早く対処することをおすすめします。
まとめ
アライグマのエサ場は非常に多様で、自然環境から都市部までさまざまな場所に存在します。雑食性であるため、果物、昆虫、小動物、魚、生ゴミ、人間が置いたペットフードなど、幅広い食べ物を食べます。これにより、アライグマは農村部の畑や果樹園、川辺、森林といった自然環境から、都市部のゴミ捨て場や庭に至るまで、幅広いエサ場を利用することが可能です。そのため、都市部での被害も近年拡大していますので、しっかりと対処していかなければなりません。
アライグマの被害でお困りの方は、アライグマの救急隊へご相談下さい。