アライグマの媒介するウイルスは危険。駆除で終わりじゃない!

 
東京や神奈川などの首都圏にまで生息域を広げるアライグマは、見た目は可愛いのですが、媒介するウイルスなど非常に厄介な問題を引き起こす害獣です。今回は、アライグマの媒介するウイルスは危険。駆除で終わりじゃない!についてお伝えします。
 

アライグマの媒介するウイルスは危険

 
アライグマは、首都圏にも生息域を拡大している害獣であり、厄介な存在とされています。
見た目は、非常に愛くるしくかわいいのですが、実際には性格も狂暴性が強く、懐かないため、ペットとして向かい入れるのは非常に難しい動物なのです。
 
また、野生のアライグマが媒介するウイルスは、人間の健康に悪影響を与える病原菌を持っています。
 
アライグマが保有している代表的なウイルスは、狂犬病となり感染し発症すると、ほぼ100%の確率で死に至る病原菌です。その他にも、サルモネラ菌やカンピロバクター菌であったり、レプトスピラなど多くの病原菌やウイルスを媒介するので、人間に与えるダメージは非常に大きいのです。そのため、家屋に棲み付かれてしまった場合には、早期駆除が必要となります。
 

駆除で終わりじゃない!

 

 
アライグマが家屋に棲み付いた場合に、ご自分で対処しようとする方もいらっしゃいます。
鳥獣保護管理法によって守られている動物ですが、自治体や役所への申請を行えば、駆除作業は行えます。
 
そして、駆除できれば安心して元の暮らしが取り戻せると考える方は多いのですが、実際には、アライグマに寄生していたノミやダニを駆除しなければいけませんし、棲み処としていた環境の清掃や消毒作業まで行ってやっと、被害が食い止められる状況となります。
 
駆除作業よりも、駆除後の作業の方が重要でもあり、被害を拡大させないためにも、駆除後の作業にも力を入れて対処しなければならないのです。
 
そのため、駆除・捕獲作業であったり、清掃・消毒に侵入経路を閉ざすまでの作業はかなりな負担となりますので、手を抜きたくもなるでしょうが、その手間を省いてしまうことで、被害を食い止める事は出来ません。
 
作業工程を全て行うことが難しいと感じている方は、プロの駆除専門業者へ依頼して対処してもらう事をおすすめします。
 

まとめ

 
近年、拡大しているアライグマによる被害を食い止めるには、駆除・捕獲だけではいけません。家屋に棲み付いた期間が長ければ、ノミやダニの温床となっており、アライグマに寄生していたことにより、病原菌を体内に蓄えている恐れもあります。
そのため、アライグマ駆除後の清掃や消毒作業も非常に重要です。しかし、そこまで気が回らないと言う方は少なくありませんので、無理にご自分で対処しようとするのではなく、プロに依頼して、安全で快適な暮らしを取り戻せるようにしましょう。