近年、アライグマが屋根裏に棲み付くことが問題視されています。アライグマが棲み付くことで、健康被害や家屋の老朽化などの問題を引き起こすため、駆除して行かなければなりません。今回は、アライグマの巣床を赤外線カメラで見つけ出すことはできる?についてお伝えします。
屋根裏の構造が分かっても巣床が分からない!
日本では近年、アライグマによる農作物被害や家屋などへの棲み付き被害が拡大しています。そのため、早期駆除しなければなりません。
しかし、駆除作業を一般の方が行うにしても、一筋縄では行かないケースが多いのです。
これは、アライグマが鳥獣保護管理法によって守られている動物であるため、駆除作業を行う場合には、自治体や役所での申請手続きが必要となり、作業をするにしても、効果的に燻煙剤などを使用しなければ、家屋から追い出すのも困難となります。
そもそも巣床が、どこにあるのか把握しなければなりません。
把握せずに燻煙剤を撒いたところで巣にまで煙が届かず、アライグマが逃げ出さない可能性もあります。そのため、効率よく駆除するためには、巣の位置の把握が大事なのです。
しかし、屋根裏などを覗くのもオススメはできません。仮に、覗いた傍に巣があれば、アライグマが襲い掛かってくる恐れもありますので、正確に巣床を把握するのも難しいのです。
赤外線カメラで巣床を把握!
屋根裏に巣作りしたアライグマの巣床を特定する場合、屋根裏を覗き込むしかないと考える方は多いのですが、実際には非常に危険な行為となりますので、おすすめはしません。
購入費用は高いですが、赤外線カメラ(サーモグラフィー)を利用するのも一つの手段です。赤外線カメラは、赤外線センサーを使用して物体から放射される赤外線エネルギーを検出・温度を計測し、画面に画像を表示します。
ですので、屋根裏に住むアライグマの姿を把握することもできるため、巣床の位置も正確に把握することもできます。個人でアライグマを駆除する場合には、赤外線カメラを使用すると良いでしょう。
費用的負担が大きいと考える方、自分で作業を最後まで行うのに不安があるという方は、プロの駆除専門業者へ依頼して対処してもらう事をオススメめします。
まとめ
アライグマの生息域が広がる昨今、家屋に棲み付かれる被害に困っている方は少なくはありません。そして、棲み付かれたアライグマを排除しようと、燻煙剤などの駆除アイテムを使用して対処しようとするケースもあるのですが、巣の位置によっては煙などが、アライグマに届かない可能性もあります。そうなれば、駆除作業は失敗し、警戒心を強めてしまいます。ですので、赤外線カメラを使用して、巣床の位置を明確にしてから作業にあたった方が、成功確率は高まります。ご自分で作業する際には、赤外線カメラの使用を検討してみてはいかがでしょうか。