アライグマの棲み付き予防対策は大変?巣作りを回避しよう


 
アライグマは農作物を荒らす厄介な害獣です。年間の被害総額も大きく、近寄らせたくない・棲み付かせたくないと考える方は多いと思います。今回は、アライグマの棲み付き予防対策は大変?巣作りを回避しようについてお伝えします。
 

巣作りされれば被害は甚大!

 
日本では近年、アライグマによる農作物被害は大きく、年間で約4億を超える被害状況となっているため、農家の方にとっては死活問題にもなり兼ねない状況です。
 
そのため、巣作りされたり棲み付かれては、その恐怖や被害から逃れることは出来ません。
事前対策は必要です。まず、アライグマは、夜行性の動物ですので、夜になると活発に行動します。
 
夜間に警備することは難しいでしょうが、対策を講じることは可能です。
アライグマは器用で賢い動物ですので、網目の荒いネットなどは簡単に食い破ってしまいます。予防策としては、アライグマが苦手とする臭いを発する忌避剤を設置し、電気柵を配置し、危険な場所という印象を植え付ける必要性があります。
 
また、檻などを設置して捕獲・駆除という対策を講じようとするとなれば、行政や自治体への許可が必要となりますので、お住いの自治体へ確認をしましょう。
 

巣作りされてしまったら被害を減らすのが大変?

 

 
一度、畑などの食料が容易く取れる事を知ると、アライグマも本格的に巣作りします。
そうなると、個体数も増えていき、被害を被る可能性は高くなります。
 
いくら対策を講じても、抜け穴を見つけたりして、被害を与える可能性はゼロではないため、寄り付かない様にしようとする対策も無駄となる恐れもあるのです。
 
そういった場合には、巣の特定や増えた個体の駆除が必要となってきます。
ただし、アライグマの繁殖は、年に一度3~6匹程度の子を産むため、巣作りされてから時が経過すればするほど、駆除が困難となるのです。
 
そうなると、自分自身で完全駆除しようとするのは、非常に難しいと言えます。
被害や害獣の痕跡を見つけた場合には、プロの専門業者に相談することをオススメします。
これは、闇雲に罠を張り巡らせたとしても、アライグマの生態や行動パターンを予測できないで成果が現れなければ、心身だけがすり減りストレスにも繋がります。
 
プロの専門業者の経験や知識は、確実に巣作りされた箇所の特定をし排除するであったり、個体数を減らす対策を講じますので、将来的にアライグマを寄り付かせない状況を作り出せることでしょう。
 

まとめ

 
アライグマは最近、都内でも問題を引き起こす害獣として取り上げられるケースが増えています。しかし、最も影響を与えているのが農作物への被害が大きい状況です。
農家の方にとっては、頭を悩ませる種でもあり、巣作りされたくないと考えることでしょう。予防対策を講じることもできますが、必ずしもその効果が完璧に対策につながるとは言えません。ですが、やらないよりはやった方が良いのは言うまでもありません。
そして、巣作りされ被害を被っている方は、プロの専門業者へ依頼し、早期駆除を図ることをおすすめします。これは、時間の経過と共に被害も拡大しますので、放置せずに対処しましょう。