アライグマの被害を減らすには餌を与える状況を無くす事!

 
アライグマなどの害獣が棲み付いてしまった場合に、まずなぜ害獣がその地域に棲み付くことになったのかを考えなければいけません。多くの場合は、天敵や餌が影響しています。今回は、アライグマの被害を減らすには餌を与える状況を無くす事!についてお伝えします。
 

アライグマが棲み付く訳

 
都心部でもアライグマなどの害獣が棲み付いてしまった!といったニュースなどを目にしたことのある方は多いと思います。そこで、なぜアライグマが人間のテリトリーにまでやってきて棲み付くのか?といった問題です。
 
一般的にはアライグマは、自然界に住む動物ですので、人間の住むテリトリーで棲み付くのはおかしな話に見えますが、実際に人間の住む環境というのは、アライグマにとっては、自然界よりも棲みやすい可能性が高いのです。
 
これは、自然の中には多くの天敵がいる事や、餌を思い通りに取ることが出来なかったり、雨風を凌げる場所が必ずしもあるとは限らないのです。
一方で人間の暮らす環境に寄生した場合、天敵は人間のみとなり、エサも飲食店から出されるゴミや一般家庭が出すゴミを漁れば、食料を容易く見つけることも可能です。また、家屋や工場に棲み付くことが出来れば、雨や雪など自然の猛威から身を守ることが可能となります。
 
こういった理想的な環境があるため、アライグマなどの害獣が人間の住むテリトリーに入り込むようになっているのです。
 

アライグマからの被害を減らす方法

 

 
アライグマからの被害を減らすには、一番重要なのがエサの確保を容易く行わせないということです。
 
例えば、ゴミの収集時間帯前に生ごみを出さないやポリバケツなどに蓋をして出さなければならないなどのルールを、地区や地区町村単位で行わなければ、被害を食い止めるのは難しいと言えます。餌が取れなければ、害獣は餓死することになるため、棲み付くような事は減るでしょう。だからこそ、ゴミの取り扱いに気を付けなければならないのです。
 
ただし、これらのルールを設けるのは非常に難しく、自分が行っていても他の方がやっていなければ、被害は無くなりません。だからこそ、まずは自分が行える手段として、餌を与えない・侵入経路を作らない。この事を行うだけでも、家屋に棲み付かれるリスクは軽減します。
 

まとめ

 
アライグマなどの害獣が家屋などに棲み付く理由は、餌の確保が簡単になったり、天敵が少ないことで安全に暮らせる可能性が高まるといったことが影響しているでしょう。
ですので、人間が害獣からの猛威から逃れる手段としては、害獣が容易く餌を確保できる状況を無くす事が重要なのです。特に、被害のある都心部では、害獣に餌を与えないためのルール作りなどを考えていく必要性が高いと言えます。