アライグマは危険な害獣?駆除に欠かせない知識について

 
アライグマに棲み付かれてしまうと、急いでなんとかしなきゃと考える方は大勢います。しかし、むやみやたらに排除しようとすると大怪我を追う可能性があります。今回は、アライグマは危険な害獣?駆除に欠かせない知識についてお伝えします。
 

アライグマは危険な害獣?

 
アライグマは作物を荒らすことがあり、農業に損害を与えトウモロコシや果物などの農産物が標的とされることが多いです。また、生態系への被害も大きく、鳥の卵から小動物を捕食することが知られています。さらに、日本在来の動物も捕食する動物でもあるため、生態系へのダメージも深刻となりつつあるのです。
 
この他にも、近年では家屋に棲み付かれるケースがあり、そうなるとアライグマの持つ病原菌によって、感染症やアレルギーを発症する方もおり、非常に厄介な害獣なのです。
 
しかし、アライグマの印象と言えば、動物園で食べ物などを洗う可愛らしい動物と考える方が多いのですが、実際には気性の荒い性格をしており人に懐くような事はありません。仮にアライグマと鉢合わせした際には、威嚇し攻撃してくる恐れもありますので、見つけても傍に寄ろうとしてはいけないのです。
 

駆除に欠かせない知識

 

 
アライグマが家屋などに棲み付いてしまった場合に、どう対処するべきかとネットの情報などを調べる方は案外多いと思います。そして、実際に忌避剤や燻煙剤を購入し利用して対処するという方も中にはいますが、住処としている場所によっては非常に危険を伴う作業となりますので、注意しましょう。
 
そして、自分で作業を行うという方は、アライグマは夜行性で、夜間に作業を行うのはリスクを伴いますので、日中の明るいうちに燻煙剤を利用して追い出す作業を行いましょう。作業を行う際は、2人など複数人でおこなってください。作業中に高所から落ちたであったり、アライグマに噛まれてしまった場合など、緊急の連絡をできる様にしなければいけません。また、追い出すことに成功した後は、住処を清掃・消毒し、侵入経路を塞ぎ再度棲み付かれるような事がないように対応しましょう。
 
そして、何より注意しなければならないのが、アライグマは鳥獣保護法によって守られている動物です。そのため、傷つけたり殺傷してしまうと、法を破り罰則を科せられる可能性があり、自治体への申請や狩猟免許の取得も必要となってきます。
かなり作業するにしてもハードルは高く感じられると思いますので、難しいと感じた方は、一日でも早くプロの専門業者に依頼して捕獲駆除を行ってもらうことをおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマは近年、都心部などでの目撃情報も増えている厄介な害獣です。
運動能力が高く、成獣になると獰猛な性格をしていることもあり、見かけとしても間違っても近づいてはいけません。噛む力などは非常に強いため、噛み付かれたら大怪我では済まない可能性もありますし、感染症にかかる可能性もあります。
 
そのため、家屋に棲み付かれてしまった場合に発見したら、自身で無理して対処しようとするのではなく、プロに相談して駆除してもらいましょう。