アライグマは根絶?外来生物として嫌われる理由について

 
現在日本の全国にその生息域を広げ、農作物被害や家屋に棲み付く被害などをもたらすアライグマは、外来生物となります。そのため、個体数を減らしていかなければ、その被害を食い止めることは困難です。今回は、アライグマは根絶?外来生物として嫌われる理由についてお伝えします。
 

外来生物として嫌われる理由

 
アライグマが日本に棲み付くこと、既に50年以上となり、自然に帰ったアライグマが個体数を増やし生態系に大きな影響を及ぼすようになっています。
 
年間で4億5千万円以上の農作物などの被害を齎しており、農家や果樹園に鶏舎などの経済被害に対して目をつむることは出来ない状況です。
 
また、近年では、家屋に棲み付き、巣作りすることで、健康被害や家屋の老朽化を早める被害を齎すことから、早期駆除が必要なのです。
 
そのため、アライグマの捕獲・駆除の強化を行う自治体も増えていますが、実情は個体数は思いのほか減っておらず、被害はさらに拡大する恐れがあります。
 
東京都では、アライグマを根絶する働きをするための計画書を公表していますが、まだその成果は現れておらず、アライグマを根絶するには至っていません。
 

アライグマの被害を食い止めるためには?

 

 
アライグマからの被害を食い止めるためには、被害に遭われている方が自身で捕獲や駆除するほか、民間の駆除業者の力を借りなければなりません。
 
ご自分で作業する場合には、勝手に作業を行ってしまっては、法律を違反する恐れがあります。これは、アライグマが鳥獣保護管理法によって守られている動物でもあるため、捕獲・駆除するのにも、自治体や役所での申請手続きを行い、許可を得なければ作業できません。また、箱わななどの捕獲作業を行うとなれば、狩猟免許取得が必須となってきますので、一般の方にはハードルの高い作業となります。
 
また、作業自体も知識や技術を必要とすることにもなるので、ご自分で作業しようとするよりもプロの駆除業者へ依頼して対処した方が被害を食い止められます。不安な方は、プロに依頼して対処することをおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマによる被害は、近年全国的に増えている状況です。海外から輸入され、人がペットとして飼うことが出来ず、捨てられ個体数が増えてしまったため、日本の自然の生態系を壊す存在としても問題視されていますので、人の手で根絶を目指さなければなりません。現在被害でお困りの方は、プロの駆除業者へ相談し、被害を減らしていくことが重要です。