アライグマは自治体の許可を得れば捕獲はできるけど大変な作業

 
アライグマが屋根裏などに棲み付いた場合に、自身で追い出そうとしてみるも、なかなか上手くいかないこともあるでしょう。それなら、捕獲に切替ようと考える方も居るのではないでしょうか。今回は、アライグマは自治体の許可を得れば捕獲はできるけど大変な作業!についてお伝えします。
 

アライグマの捕獲について

 
アライグマを捕獲する場合には、いくつかのポイントがあります。
一つ目は、アライグマは鳥獣保護管理法によって守られている動物となるため、捕獲などで傷付けてはいけない。
二つ目は、鳥獣保護管理法によって守られている動物も自治体などから許可を得れば、捕獲はできる。
三つ目は、捕獲するには、狩猟免許の取得が必須となる。
 
このように、アライグマを捕獲しようとした場合には、いくつかのハードルがあります。
忌避剤や燻煙剤で建物から追い出そうとして上手くいかなかった際に、捕獲しようと考える方も少なくはありませんが、きちんとルールを守り、手続きや資格取得をしなければ、アライグマを捕獲することは出来ませんので注意しましょう。
 

捕獲は大変な作業

 

 
捕獲作業を行える段階まで、手続きや資格を取得した場合、けものみちや建物への侵入経路などに、罠を設置して捕まえようとしますが、いつもと違う物が設置されていたり、景色が変わったりすれば、変化に気が付きます。
 
また、嗅覚が鋭い動物ですので、人間が設置したものなども見分けてしまうので、箱罠などを設置したからといって、絶対に罠にかかるとは限りません。
 
仮に、罠にアライグマがかかった後の作業の事も考えなければなりません。
アライグマなどの害獣を捕獲した場合、命を奪う作業までやらなければならないケースが多いです。自治体によっては、連絡をすれば引き取ってくれるケースもありますが、自分で殺処分しなければならないとなると、かなり精神的苦痛を伴う作業となりますし、トラウマを抱えてしまう方もいます。
 
命を奪う作業が行えないから、業者に頼もうと考える方もいるかもしれませんが、その作業だけを引き受けるという駆除業者は非常に少なくなりますので、自分で最後まで作業を進めることが出来ないと感じる方は、最初からプロの駆除専門業者へ依頼することをおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマによる被害を受けた場合に、忌避剤や燻煙剤で追い出そうとする方は多いと思いますが、必ずしも追い出すことに成功するとは限りません。次に取れる手段として捕獲になりますが、こちらは自治体での手続きであったり、狩猟免許の取得が必要となってくるので、作業自体のハードルは非常に高いと言えます。
 
また、それらの要素をクリアした後に、捕獲できたとして、命を奪う作業など、精神的苦痛を伴うものもありますので、無理にご自身で作業を進めようとは思わず、プロに依頼した方が良い場合もあります。
 
まずは、アライグマを駆除する際に、自分でできるかどうか考えてから行動に移していくことをおすすめします。