アライグマは農業や水産業の敵!その被害や人への被害とは?

 
アライグマは、農業や水産業に深刻な被害をもたらす存在です。特に農作物を主なターゲットとし、農業従事者にとっては大きな悩みの種となっています。今回は、アライグマは農業や水産業の敵!その被害や人への被害とは?についてお伝えします。
 

アライグマは農業や水産業の敵!

 
アライグマは雑食性であり、果実、野菜、穀物など幅広い食物を摂取します。
特にトウモロコシ、イチゴ、ブドウ、メロンなど、糖分が豊富で甘みのある作物が好物です。
 
これらの作物はアライグマにとって魅力的な食料源となり、農地に侵入しては食い荒らします。アライグマは食事の際、作物の一部だけを食べられることも多く、部分的に傷つけられ商品価値が失われることも多いです。
 
また、農作物だけでなく、家畜や水産業にも影響を与えることがあります。特に、アライグマは小型の動物や魚介類を捕食する習性があり、鶏やウサギ、さらには養殖魚などを襲うことがあります。鶏小屋に侵入し、卵やひなを食べることも多く、養鶏場にとっては大きな脅威です。また、魚の養殖池にも侵入し、魚を捕食することで養殖業者にも損失を与えることがあります。
 
アライグマは夜行性であるため、生産業者が気づかない間に夜中に作物を荒らされます。そして、被害が発覚した時にはすでに多くの作物が失われているので、アライグマによる被害は経済的な損失として非常に大きなものとなります。
 
アライグマは非常に器用で知恵があるため、単純なネットなどだけで侵入を防ぐのが難しく、厳重な対策が必要です。これにより、農業者や水産業者はアライグマ対策に時間と資金を費やす必要があり、経済的な負担も増加してしまいます。
 

人間への健康リスク

 

 
アライグマは農業に被害を与えるだけでなく、人間にも健康リスクをもたらします。
特に、アライグマは狂犬病やレプトスピラ症、アライグマ回虫などの病原菌を媒介する可能性があり、これらは人間や家畜に感染する恐れがあります。
 
狂犬病は非常に危険な病気で、アライグマに噛まれたり、傷口からウイルスが侵入した場合、感染のリスクが高まります。また、アライグマ回虫の卵は糞便を介して人間に感染し、脳や神経系に深刻な障害を引き起こすことがあります。
 
アライグマが農地や家畜に接触することで、これらの感染症が人間やペットに広がる可能性があるため、農業従事者は特に注意が必要です。アライグマの糞尿に触れないようにし、手袋やマスクを着用して作業しなければなりません。また、アライグマの巣や糞便を見つけた場合は、専門の業者に駆除を依頼し、適切な衛生対策を講じることが重要です。
 
このように、アライグマによる被害は、人の生活にも影響を与える事から駆除が必要となってきます。被害でお困りの方は、プロの駆除業者へ依頼して、対処していくことをおすすめします。
 

まとめ

 
アライグマは農業者や水産業者に深刻な被害をもたらし、作物などに対する直接的な被害だけでなく、病気の媒介によって人間にも健康リスクをもたらします。アライグマの高い適応能力と器用さは、従事者にとっても大きな問題であり、適切な対策を講じなければ、被害が拡大する恐れがあります。被害を最小限に抑えるためには、しっかりとした防御策と衛生管理が不可欠ですので、専門家の力を借りて、駆除・捕獲対策を行っていきましょう。