アライグマも認定された特定外来生物とは?駆除が必要な理由

 
日本国内には外来種も多く生息し、問題視されることが増えています。そして、特定外来生物に指定される動物が、どんな影響を与えているのか知らない方も少なくはないでしょう。今回は、アライグマも認定された特定外来生物とは?駆除が必要な理由についてお伝えします。
 

アライグマも認定された特定外来生物とは?

 
特定外来生物とは、生態系や人の生命・身体、農林水産業に被害を与える恐れのある外来種を指定しています。
 
例えば、アライグマやカミツキガメなどが特定外来生物に指定されています。
特定外来生物は、飼育、栽培、保管、および運搬が原則として禁止されています。
 
なお、外来生物法においては、国外からの外来種を「外来生物」とし、その中でも特に問題となるものを「特定外来生物」としています。
 
特定外来生物に指定されているのは、
・哺乳類25種(アカゲザル・ヌートリアなど)
・鳥類7種(シリアカヒヨドリなど)
・爬虫類22種(ハナガメなど)
・両生類15種(ヒキガエル・ウシガエルなど)
・魚類26種(オオタナゴ・カダヤシ・ブルーギルなど)
・昆虫類27種(セイヨウオオマルハナバチなど)
・甲殻類6種(アメリカザリガニなど)
・クモ/サソリ類7種(セアカゴケグモなど)
・軟体動物等5種(ヤマヒタチオビなど)
・植物19種(ツルヒヨドリ・アレチウリなど)

が指定されています。
 

駆除が必要な理由

 

 
特定外来生物に指定されているアライグマによって、被害を受けている方も非常に多いので駆除が必要となります。
また、放置すれば、その被害はさらに拡大し続けてしまいます。
ただし、多くの外来生物は鳥獣保護管理法によって守られている動物ばかりなので、申請なく駆除してしまうと、法を犯す行為となり、罰を科せられるのです。
 
申請は、役所や自治体で行えますので、ご自分で作業を行う場合には、気を付けましょう。
自身で行えないと判断した方は、プロの駆除専門業者へ依頼して対処してもらうことをおすすめします。
 

まとめ

 
日本に生息する動物の多くは在来種だけでなく、海外より持ち込まれた外来種も生息しています。外来種が危険視される理由は、日本古来からの動植物を絶滅させ、生態系を壊してしまう恐れがあることや、人間の命・身体に大きな影響を与える恐れがあるからです。
 
従って、アライグマなどの害獣によって被害を受けている方は、早急に駆除作業を行った方が良いですし、自身で対処できない場合には、プロの駆除専門業者に頼ってでも、駆除することが大切になります。