アライグマを忌避する忌避剤はペットにも被害を与える?

 
アライグマに棲み付かれてしまうご家庭が昨今増えており、駆除相談の件数も軒並み増加傾向にあります。そのため、忌避作業を行う様になったご家庭も多いようですが、その作業も気を付けなければなりません。今回は、アライグマを忌避する忌避剤はペットにも被害を与える?についてお伝えします。
 

ペットの嗅覚を考えなければならない忌避作業

 
アライグマが近年、家屋に棲み付く被害を起こすこともあり、忌避作業を行うという方も増えています。しかし、この忌避作業が思いもよらない結果を残すこともあるのです。
 
まず、忌避剤についてですが、これはアライグマなどの害獣を寄せ付けない臭いを発するアイテムとなり、ハーブや唐辛子などの刺激臭は多くの動物に効果を齎すことになります。
 
そのため、飼っているペットの犬や猫といった嗅覚が鋭い動物にもストレスを与えることになるのです。従って、忌避剤を使用するのは避けた方が良いケースもあるのです。
人間にとってはそう問題とならないアイテムであってもペットには危害を与える状況にもなるので、気を付けましょう。
 

忌避剤以外のアイテムについて

 

 
アライグマを忌避する手段は必ずしも忌避剤だけではありません。
ペットにストレスを与えず、家屋に棲み付かせない手段もあるのです。
 
まずは、侵入経路を塞ぐという方法です。パンチングメタルで侵入経路となりそうな通気口や配管周りをパンチングメタルで施工するという方法です。また、家屋は経年劣化により、壁や屋根が破損している可能性があるので、数年に一度など修繕依頼をして、破損箇所を直しましょう。
 
そして、アライグマが人間の住む家屋に棲み付こうとする理由は、餌を確保しやすいというポイントにあるため、ゴミ出し手段を変えることです。蓋つきゴミ箱などを設置して、アライグマがゴミを荒せない様にするという手段です。また、家庭農園などがある場合には、柵などを設置して入り込めない様にして、忌避しましょう。
 
このように、アライグマが寄り付かない状況を作っていくことが、ペットを守る方法にもなりますので、忌避剤を使用せずとも大丈夫な様にしましょう。
 

まとめ

 
近年、アライグマによる被害が拡大していることもあり、自分で忌避作業を行う方も増えています。しかし、忌避剤を使用する際には、注意しなければ思いがけない失敗に繋がるケースがあります。飼っているペットは人間よりも嗅覚が鋭く、アライグマが嫌がる臭いを同じように苦手とするケースが多いので、使用は控えるなどしてペットにも優しい手段で忌避作業を行う事をおすすめします。