近年、被害を拡大しているアライグマは、家屋に棲み付いたり、農作物を餌とするなどの経済被害も出している状況です。アライグマの被害を減少させるには、人間が駆除作業するしかないのです。今回は、アライグマを捕食する動物とは?駆除の助けになる動物についてお伝えします。
アライグマを捕食する動物とは?
アライグマによる被害が全国に広がっていることもあり、駆除作業や忌避対策を行う方は増えていますし、自治体によっては駆除に報奨金を出すケースも増えています。
なぜアライグマがこれほど個体数を増やしているのか不思議に思われる方も多いことでしょう。まず、アライグマが固定数を増やせるのにも要因があり、日本にはアライグマに天敵となる捕食者が居ないことが原因と言えます。
アライグマを捕食する、フクロウや鷹に鷲といった猛禽類はいますが、オオカミやコヨーテにヒョウやピューマなどの肉食獣がいないことも原因となっています。また、水辺にワニなどもいませんので、アライグマが脅威と感じる動物が日本には、ほぼいないことも影響しています。
そして、繁殖力が高いことから、日本では、人間が手を下さなければ個体数を減少させることが困難となっているのです。
駆除の助けになる動物について
アライグマなどの野生動物を近付けさせたくないという場合に、忌避対策を行うとなれば、忌避剤などを散布するというのが一般的な対策となります。アライグマが苦手とする臭いを散布することで、家屋などに寄せ付けないという対策になるのですが、このアライグマが苦手とする臭いの中には、他の動物の臭いというのも含まれています。
例えば、犬やオオカミなどの尿の臭いなどを散布することで、自分の天敵となる動物がテリトリーにいる事が分かると、危険を察知して、他の場所に移動していく傾向にあるので、犬を飼っている方は、マーキング行動をさせて忌避対策をするのも良いですし、ウルフピーなどの忌避アイテムを散布するというのも、駆除対策になります。
ただし、忌避剤は一定的な効果しか得られませんし、雨などが降れば臭いも消えてしまうので、頻繁に散布作業が必要となりますので、忌避剤を使った忌避対策を行う場合は気を付けましょう。
そして、より効果的な忌避対策を講じたいのであれば、侵入経路を塞ぐなど、アライグマが寄り付かない状況を作ることが重要となります。
まとめ
アライグマが日本全国に生息域を広げていることもあり、農作物被害や建物への棲み付き被害など、さまざまな問題を引き起こしている状況です。これも、アライグマの天敵となる動物が少ないことも影響しています。アライグマによる被害を減少させるには、人間が作業にあたらなければ、解決させることは難しいものですので、忌避対策や被害を食い止めるための駆除作業を行っていきましょう。
そして、現在被害でお困りの方で早期解決を目指すのであれば、プロの駆除専門業者へ相談し対処することをおすすめします。