アライグマを駆除するためには狩猟資格が必要となる理由

 
アライグマが近年、住宅街や工場地帯などに生息し、さまざまな問題を引き起こしています。害獣駆除や相談件数も、増えている状況です。今回は、アライグマを駆除するためには狩猟資格が必要となる理由についてお伝えします。
 

アライグマ駆除に狩猟資格が必要となる必要

 
アライグマを駆除しようとした際に、忌避剤を使用しても効果なく、駆除できない場合には、罠を設置して捕獲するしかありません。
 
ただし、箱罠などの道具を設置して捕獲する場合には、狩猟免許の資格を取得しなければいけません。また狩猟の狩法も「網猟」・「わな猟」・「第一種銃猟」・「第二種銃猟」の4種類が存在しています。
 
箱罠を利用する際には、わな猟の資格を取得するには、試験に合格する必要性があります。そして、試験は3科目で構成されており、知識試験・適性試験・技能試験を合格すると、免許を取得することが出来ます。
 

なぜ狩猟資格を取らないといけないの?

 

 
アライグマを駆除捕獲する際に一番問題となるのが、鳥獣保護管理法によって保護されている動物は、傷つけたり殺してしまってはいけないため、追い出すにしても、捕獲するにしても、自治体や行政へ申請したり、わな猟の資格を持っていなければなりません。
 
仮に、このような申請や資格なしに、燻煙剤や忌避スプレーなどを使用して作業した際に、動物が死んでしまったりすると、その場合は、法令違反となるため、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
 
従って、捕獲の許可や狩猟の許可なく、作業に当たるのはリスクが高いのです。
自分自身で捕獲し、処分まで行えるという判断をしたのであれば、しっかりと必要な申請や資格を取得して作業にあたりましょう。
 
また、これらの作業をあたる場合に掛かる費用も、かなりな出費になるため、一度のためだけに、時間や費用を掛けるにはかなり勿体ないとも言えますので、プロの専門業者へ依頼した方が良いかと思います。
 
プロの専門業者へ依頼した場合には、捕獲・処分といった作業だけでなく、再侵入されないための侵入経路を閉ざすであったり、住み付かれた環境の清掃や消毒を依頼できるので、安心した暮らしを手早く取り戻す手段とも言えます。
 

まとめ

 
アライグマをご自分で捕獲する際に、罠を利用するとなると、狩猟資格を取得しなければなりません。試験が行われますので、知識を身に付けなければ合格できませんが、受験者の80%は合格する程の試験ですので、しっかりと勉強して望めば獲得が出来ないものでもありません。
 
ただし、一度きりの作業のために取得するとなると、かなり非効率ですので、住み付かれた現状を早急に改善したいと考えている方は、プロの専門業者へ依頼しましょう。