アライグマが近年、生息域を広げていることもあり、大きな被害を受ける地域も増えている状況です。そのため、自治体でも駆除作業に力を入れる傾向が強まっています。今回は、アライグマ駆除が進む茨城県での被害や駆除方法についてお伝えします。
茨城県での被害や駆除
アライグマによる茨城県での農作物への被害が深刻化しており、平成20年代には1200万円以上の農作部被害が確認されていました。
そのため、自治体ごとに駆除対策も強化され、令和1年から1,000頭を超える捕獲が行われ、令和4年度には、過去最高の3,838頭のアライグマ捕獲するなど、被害を食い止めようとする動きも出ています。
それでも、アライグマによる被害が完全になくなってはいません。
まだ被害が出ているのも事実なのです。
それだけ、アライグマの繁殖能力の高さであったり、頭の良さが被害を出し続けている状況にあることが分かります。
茨城県での駆除方法について
茨城県では、アライグマの被害が大きいことから、自治体や役所での手続きや講習を受けることで、自身の敷地内であれば狩猟免許の取得がなくても、箱わなを設置できるなどの駆除対策を行えるため、一般の方でも作業できる状況とはなっています。
ですが、箱わなや忌避剤などでアライグマからの侵入を食い止められるのかと言えば、難しい可能性が高いと言えます。これは、ビニールハウスや畑などに侵入するアライグマが一匹とは限りませんので、箱罠を数個設置したとしても、完全に被害は食い止められませんし、ビニールハウスを破って侵入するようなこともあるため、電気柵を設置するなど根本的な対策を講じなければ被害を食い止めることは出来ません。
また、家屋に棲み付く様な被害を食い止めるためには、家屋の修繕であったり侵入経路を塞ぐ作業が必要となってきます。
このような対策を個人で行えるのか?という疑問を抱く方も多いでしょうし、それを効果的に出来なかった場合の喪失感も大きいでしょう。
そのような心配がある方は、プロの駆除専門業者へ相談し、作業依頼することをおすすめします。知識や技術力によって、被害を食い止める手段を提案・実行してもらうことも可能なのです。
まとめ
茨城県では、多くのアライグマによる被害が問題となっており、自治体も力を入れて、駆除作業を行っていますが、その被害が完全に無くなるのには、まだまだ時間が掛かります。
そのため、自分自身で忌避作業や駆除作業を行わなければ、被害を食い止めることはできません。しかし、知識や技術なく、どのような作業を行っても、そう大きな効果を与えることは出来ませんので、プロの力を頼ることも大切なのです。