狩猟免許は野生動物を捕獲したり、駆除する際に必要となる資格です。一般の方が取得するケースはかなり稀ですが、近年増えている害獣による被害により取得する方も増えている状況です。今回は、イタチなどを捕獲する際に必要となる狩猟免許についてお伝えします。
狩猟免許について
日本では、狩猟を行うためには狩猟免許が必要です。狩猟免許は、法令に基づいて発行され、適切な手続きと要件を満たす必要があります。以下は、狩猟免許に関する基本的な情報です。
1.管轄地域
狩猟免許の発行や管理は、地域によって異なる場合があります。各都道府県が管轄し、狩猟に関する法令や規制も地域ごとに異なることがあります。
2.取得資格
狩猟免許を取得するには、一定の資格要件を満たす必要があります。これには年齢制限、狩猟試験の合格、訓練課程の修了などが含まれます。
3.狩猟試験
狩猟試験は、狩猟に関する知識や安全な狩猟の方法を理解していることを確認するために実施されます。試験の合格が必要な場合があります。
4.訓練課程
一部の地域では、狩猟免許の取得にあたり、指定の訓練課程を修了する必要があることがあります。これは安全な狩猟のための基本的な知識や技能を提供するものです。
5.申請手続き
狩猟免許を取得するには、地元の都道府県や自治体に対して申請手続きを行う必要があります。手続きには必要な書類や手数料が含まれます。
6.更新と維持
狩猟免許は通常、定期的に更新が必要です。また、狩猟を行う際には特定の法令や規則を遵守する必要があります。
狩猟免許の要件や手続きは時間と地域によって異なるため、具体的な情報を入手するためには、地元の都道府県や自治体の狩猟管理部門や警察署などに直接問い合わせるか、ウェブサイトを確認することが重要です。
箱罠は狩猟免許が無くても使用できる?
狩猟免許がなくても、自治体によっては小型の箱わなであれば、鳥獣の捕獲に限り、狩猟免許を取得していない方でも許可対象となる場合があります。
ただし、自治体や役所への申請が必要となります。また、罠を仕掛けられる場所も自身の所有する敷地内にのみ罠をしかけられるなど、自治体によって使用範囲は異なります。
また、捕獲後の害獣の処分も、行政への引き渡しなのか、自分で処理しなければならないのかといった内容は、自治体ごとにことなりますので、使用する場合には確認が必要不可欠です。
鳥獣保護法によって守られている動物の捕獲にもなりますので、しっかりとした知識が求められるため、無理に自身で対処しようとしないこともおすすめします。
まとめ
イタチを始めとする害獣の被害は年々増えている状況となり、家屋に棲みつかれるなどの被害も増加傾向にあります。そうなると駆除対処していかなければなりませんが、鳥獣保護法によって守られている動物の駆除は簡単ではありません。そして、作業を行うとなれば、狩猟免許の取得が求められるなど、知識や技術も必要です。罠に関して言えば、免許なしにも利用できるものもありますが、これも知識や技術が求められますので、しっかりと確認し対処していきましょう。
ご自身では難しいという場合には、プロの駆除業者へ依頼して駆除することをおすすめします。