日本全国に生息しているイタチですが、現在は都市部や住宅地で目撃されることも増えています。
一体なぜ、イタチは人間の生活圏内に姿を現すようになったのでしょうか?
今回はイタチが都市部や住宅街に生息するようになった理由を詳しくご紹介します。
イタチが日本各地に生息するようになった理由
日本に生息しているイタチは、主に「ニホンイタチ」と「チョウセンイタチ」の2種類です。
2種類のイタチは、ある理由で海外から持ち込まれていました。それぞれの理由は次の通りです。
・ニホンイタチ
過去大量発生していたネズミの駆除や毛皮の生産のため。
・チョウセンイタチ
イタチの毛皮を生産するため。
これらの理由で持ち込まれたイタチが外に放され、結果的に日本各地に生息するようになりました。
近年イタチが都市部や住宅街に生息している理由
日本各地に生息するようになったイタチは、近年都市部や住宅街にも姿を現すようになりました。考えられる理由は次の通りです。
①環境の変化
イタチは元々自然豊かな場所に住んでいましたが、森林開発などが進んだことで居場所がなくなり、都市部や住宅街に棲みつくようになったと考えられます。
②食料が簡単に手に入る
従来は獲物を仕留める際は危険が伴いましたが、人間の家に棲みつけば安全な環境で食料を手に入れることができるため、棲みつくようになったともいわれています。
③安全
イタチにとって人間の家は食料が手に入りやすい上に、外敵に狙われる心配がありません。
さらに、人間の家はイタチにとって侵入しやすく、わずか3㎝ほどの隙間でも入り込むことができます。
以上のような、「環境の変化」「食料が確保しやすい」「安全な環境」という理由があるからこそ、都市部や住宅街にイタチが多く見られるようになったといえるでしょう。
イタチを見つけたらすぐに対策を
イタチは冬眠せず、年中活動しています。
また、小さな穴でも入り込んでしまうので、一度侵入されると、天井裏や床下などに巣を作られ、繁殖してしまう可能性もあるので注意が必要です。
イタチは可愛らしい外見をしていますが、性格は狂暴なのでむやみに追い払おうとするのは危険です。もしイタチに棲みつかれた場合は、ぜひプロの業者に駆除をご依頼ください。
まとめ
イタチが日本各地に生息する理由はさまざまで、現在は都市部や住宅街で見かけることも珍しくありません。
イタチに棲みつかれると健康面や庭で育てている作物などが被害を受けることもあるので、早めに駆除するのが吉!悩んでいる方は、ぜひプロの業者へ一度ご相談ください。