コウモリが好む環境とは?家屋に棲みつかれた場合の対処法

 
都心部などでもコウモリが夜間に飛び交うシーンを目にするという方も増えている状況なのですが、そんな都心部でもコウモリが好む環境もあります。今回は、コウモリが好む環境とは?家屋に棲みつかれた場合の対処法についてお伝えします。
 

コウモリが好む環境とは?

 
コウモリが生息して好む環境というのがあります。一般的にコウモリの生息地として挙げられるのは、湿地帯や洞窟に森林など暗がりで餌が豊富な環境を好むと考えられています。
 
確かにこれらの場所に多くコウモリは生息しています。
しかし、近年東京や大阪などの都心部でもコウモリが生息しており、被害が全国的にも広がっているという報告がされています。
 
なぜ、都心部に棲みつくコウモリが増えたのかというと、餌場が減ったのではなく、天敵が少ないことが影響していると言えます。まず、コウモリの天敵となる夜行性の猛禽類のフクロウなどは、まず都心部で生息する事の出来る環境は整っていません。
 
しかし、コウモリにとっては河川敷の高架橋の下であったり、トンネルに家屋の屋根裏など棲みつける場所が多く、餌となる飛翔昆虫もネオンや外灯にたくさん集まりますし、河川などにも多くの昆虫が生息していることから、餌にも困らないのです。
 
コウモリが好む環境が都心部にもあるため、生息域を広げているといった状況なのです。
 

家屋に棲みつかれた場合の対処法

 

 
コウモリが近年では人が住まう家屋や廃墟などにも生息域を広げているため、トラブルを引き起こす割合も増えています。特に人が住んでいるマイホームに棲みつかれてしまえば、健康被害や家屋の老朽化などの問題にも発展するため、早急な対処が必要となります。
 
まず、棲みつかれてしまった場合には、ご自身で作業するとなれば忌避剤や燻煙剤などのアイテムで追い出すことを行うと思います。上手くいけば全てのコウモリを家屋から追い出すことにも成功するでしょう。しかし、その後には住処としていた環境の清掃や消毒と言った作業を行わなければ、ノミやダニが大量発生していることも考えられるため、健康被害などを食い止めることが難しくもなります。
 
また、鳥獣保護管理法によって守られているコウモリを駆除するには、市役所や自治体への申請作業であったり、狩猟免許の取得が必要になる可能性もあるので、非常に労力を要することになるのです。
 
そのため、一般的にはコウモリに棲みつかれてしまった場合には、早急に駆除業者へ依頼して対処してもらうこと良いでしょう。これは、駆除業者へ依頼することで費用は掛かりますが、駆除作業だけでなく清掃に消毒、再侵入を防ぐための施工などまでを依頼できるため、再被害を食い止めることができます。費用が掛かったとしても、安全で快適な暮らしを取り戻せるのでおすすめです。
 

まとめ

 
コウモリの被害が拡大する昨今、都心部などでのトラブルも増えている状況です。
コウモリは田舎であったり自然の多い場所にしか棲みつかないといった固定概念は持たない方が良いです。天敵の少ない都心部へと生息域を広げていますので、明日は我が身ではありませんが、きちんと対策を講じたり、棲みつかれてしまった場合には、早急に対処することが重要です。