コウモリが家屋に棲み付いた場合には、衛生面からしても早急に駆除しなければならない動物です。しかし、その発見も遅れる傾向にあります。今回は、コウモリって鳴くの?家屋に棲み付くコウモリの駆除についてお伝えします。
コウモリは鳴く?
コウモリは超音波を用いて鳴き声を発する動物です。
この超音波は、コウモリの口(嘴)や鼻から発せられ、環境の物体や障害物にぶつかり、反射して戻ってきます。コウモリはこの反射音を聞いて、物体の位置や形、移動方向などを把握します。この生態的な特性をエコロケーションと呼びます。
コウモリのエコロケーションの周波数は種類によって異なります。
一部の種は非常に高い周波数でエコロケーションを行うため、人間の耳では聞き取ることはできません。しかし、高性能の音響機器を使ってこれらの超音波を聴取し、分析することができます。研究者や生態学者はこの方法を使用してコウモリの行動や生態について詳細な情報を収集しています。
そのため、コウモリの鳴き声は超音波であり、人間の耳では聞こえないため、棲み付かれた際に、気が付くことが遅れる要因にもなっています。
家屋に棲み付くコウモリの駆除
では、家屋に棲み付くコウモリをどのようにして排除すれば良いのかと言えば、ご自身で行う場合には、棲み付いているであろう屋根裏などに忌避スプレーや燻煙剤を利用して、追い出すといった手段が行われます。この作業には、特段として資格や申請が必要となりませんが、注意して作業にあたらなければなりません。
なぜなら、コウモリは鳥獣保護法によって守られている動物でもあるため、むやみやたらに、傷つけたり殺傷することが許されていません。駆除する際には、自治体や市役所に申請が必要などのルールが定められていますので、棲み付かれた際には、専門業者へ相談するか、自治体などで話を聞いてきましょう。
また、コウモリの様に、非常に小さな隙間から壁裏や屋根裏に棲み付くことが可能な害獣を駆除しようとなると、プロの駆除業者の知識や技術が必要となるケースが多いため、無理に自身で対処するのではなく、プロに依頼した方が早く安全な暮らしを取り戻せることが多いです。
コウモリの被害にお困りの方は、【コウモリの救急隊】へご相談下さいませ。
まとめ
コウモリは鳴き声があるのですが、超音波で発しているため、人間の耳に届くような音ではありません。そのため、家屋に棲み付かれても夜行性なため発見が遅れます。そうなると、繁殖能力の高いコウモリが増えすぎてしまって、家屋が不衛生になり、コウモリの持つアレルギーや病原菌などに感染して、初めて害獣の存在に気が付くことがあります。
発見が遅れれば遅れるほど、被害が大きくなりますので、庭でコウモリの糞尿を見かけたり、自身の家から飛び去るコウモリを発見しましたら、早急にプロに相談することをおすすめします。