コウモリに巣作りされてしまった場合に追い出すべき時期とは?


 
コウモリは近年都心でも巣作りすることもある厄介な害獣とされています。屋根裏や壁の隙間に暗がりな場所を好むため、家屋などもターゲットとなるケースは少なくありません。今回は、コウモリに巣作りされてしまった場合に追い出すべき時期とは?についてお伝えします。
 

コウモリに巣作りされてしまった場合

 

 
コウモリは、近年都心でも棲み付くこともある害獣として、問題を起こすケースも増えています。そして、感染症を引き起こす原因でもあるため、巣作りされない様にするべきなのですが、大抵の害獣は気が付かないうちに棲み付き、個体数が増えるなどの異変が現れて気が付くため、駆除するのも難しい状況となっていることが多いです。
 
そこで、巣作りされて自分自身で捕獲・駆除する場合、コウモリなどの害獣の多くは、鳥獣保護法によって守られているケースが大半ですので、捕獲・駆除するにも行政や自治体への申請が必要となります。
 
追い出す行為だけであれば、特に資格も申請も必要はありませんが、その作業の際に殺してしまったりすれば法に触れてしまうので、注意しなければなりません。
 
忌避剤などを利用して追い出すことも出来るのですが、完全に家から全個体を追い出してから、侵入経路を塞がなければならないや、清掃しなければならないため、一般の方がやろうとしても、かなり大変な作業となります。
 

追い出すべき時期について

 
仮に、コウモリに巣作りされてしまった場合には、冬などの冬眠時期を狙うという方もいますが、春先に追い出しを行った方が効率的に行える可能性は高まります。
 
冬眠期に急に追い出されれば、動きも遅いため完全に追い出しが出来ないや死んでしまう可能性も考えられます。夏頃には出産してしまうため、それより前であれば妊娠中などのコウモリを追い出せるので、効率的な追い出しが行えることでしょう。そのため、自身で追い出し作業を行おうという場合は、4月から6月頃が良いです。
 
ただし、追い出した後の作業は、棲み付かれた場所の清掃・侵入経路を断つなどの作業を行わなければ、コウモリは帰巣本能があるため、数か月後に出戻られている可能性も高いので、しっかりと棲み付かれない環境を作り上げていきましょう。
 
当然、作業を最後までやり遂げる自信がないという方は、プロの専門業者へ相談することをおすすめします。
 

まとめ

 
コウモリが被害を与える農作物などの経済効果への被害だけが問題視されている印象も強いのですが、都心などの家屋や工場などの建物に棲み付き、トラブルを引き起こしているケースも見過ごせない状況となっています。自身でネットなどで購入できる忌避剤などを利用して追い出そうとする方もいますが、駆除知識がないと失敗するや法を犯してしまう可能性もあります。そういった、失敗をしないためにも、駆除前に正しい知識を身に付けましょう。ただし、作業は危険性も伴いますので、プロの専門業者へ依頼することをおすすめします。