コウモリは近年、人間の住む家屋の屋根裏や軒下などに棲み付くことのある害獣として駆除依頼が増えている害獣です。今回は、コウモリは危険?棲み付かれて被害を受ける可能性がある病気についてお伝えします。
コウモリが危険とされる訳
コウモリは一般的には危険な動物ではありません。実際には、コウモリは生態系において非常に重要な役割を果たしています。しかし、ある条件を満たすと危険となるのです。それが、人間の住む家屋などに棲み付かれたりすると、コウモリとの接触が健康上のリスクを伴うことがあるのです。
一部のコウモリはウイルスを保持しており、これらのウイルスが人間に感染することがあります。たとえば、エボラウイルスやコロナウイルス(例: COVID-19の原因となるSARS-CoV-2)はコウモリから人間に感染することが知られています。ただし、これらの感染は比較的稀なケースで発生し、適切な予防策を取ることでリスクを軽減することができます。
コウモリはコロニー(群れ)を形成して生活するため、棲み付かれると多くの排泄物が建物や周囲の環境に問題を引き起こすトリガーにもなります。また、寿命の尽きたコウモリを直接触れたり、噛まれたりすることは、感染症のリスクを伴うことがありますので、注意しなければなりません。
コウモリを追い出すにはどうするべき?
コウモリが仮に棲み付いた場合に、自然に出ていってくれるということは、餌が取れない等よっぽどの事がない限り離れることはないため、放置しても改善することはないでしょう。
対処する方法としては、ご自身で忌避剤や燻煙剤を使用して追い出す手段は法にも引っかからないので、排除することは出来ますが、完全駆除できる保証はありません。上手く逃げ出してくれることもありますが、確実とは言えません。そうなると、プロの駆除業者に依頼して捕獲駆除してもらうしかないのです。
また、コウモリは鳥獣保護法によって守られている動物ですので、ご自身で捕獲作業などを行う際には、市役所や自治体への申請が必要となりますし、罠を設置して対処する場合には、狩猟免許の取得が必須となります。忌避剤や燻煙剤を使用して駆除できなかった場合や、申請手続きなどを行わず、傷付けてしまったり殺傷してしまった場合の方がリスクが高いと言えます。
ですので、無理に自分でなんとかしようとはせずに、専門家の力を頼りましょう。
まとめ
コウモリは、近年都心部でも問題となっている害獣です。
多くの病原菌などを媒介する生物でもありますので、棲み付かれてしまった場合には、早急に対処が必要となります。現在お困りの方は、【コウモリの救急隊】へご相談下さいませ。