ゴキブリとネズミどっちが汚い?侵入されないための共通対策

 
ネズミは雑食であるため、ゴキブリを食べることもあります。ネズミが棲み付くことでゴキブリが減ったという話もあり、メリットと捉える方もいるかもしれませんが、どちらも不衛生な生物。今回は、ゴキブリとネズミどっちが汚い?侵入されないための共通対策についてお伝えします。
 

ゴキブリとネズミどっちが汚い?

 
ゴキブリは生理的に苦手と感じる人がいる一方で、げっ歯類はペットとしても飼われることもあり、ネズミを見かけることでビックリするけれど、すぐに嫌悪感を抱く人も少ないでしょう。
ですが、どちらも汚い場所を移動するため、不衛生な存在に変わりありません。
ゴキブリもネズミも不潔という認識を持つ人も多く、飲食店においては、どちらが現れてもお店に対してのイメージは悪くなるものです。
 
ゴキブリは病原菌や寄生虫の卵をばらまき、死骸や糞からはアレルギー性の喘息や皮膚炎を引き起こすこともあります。そして、ネズミも保菌者であり、ネズミの体に付着しているノミやダニを介して病原菌に感染する恐れもあります。
 
ネズミが原因となる病気には、サルモネラ菌、腸チフス、E型肝炎、ペストなど命に関わる危険なものもあります。そして、ネズミは建物内を移動するだけではなく、移動しながら糞尿をするため、病原菌を建物中にばらまかれることになってしまうのです。
 

侵入されないための共通対策

 

 
ネズミもゴキブリも食料を漁りに家屋に現れます。そのため、食べかすを放置せずに綺麗に掃除したり、生ごみを処理するなど清潔な環境を心掛けることが大切。ただし、ネズミは強靭な歯でマヨネーズの容器は簡単に破ってしまうため、棚に保管したり、生ごみは蓋つきのゴミ箱で管理するなどの工夫が必要となります。
また、ゴキブリは暗い場所を好みダンボールはゴキブリの産卵場所となります。ネズミも天敵となる人間を避けるように行動するため、家具の隅や物陰を移動経路とし、ダンボールや新聞紙は巣材となることもあります。そのため、整理整頓もポイントの一つになります。
 
また、侵入口を塞ぐというのも重要です。家屋の老朽化に伴い隙間が出来ていると立派な侵入場所となってしまいますし、室外機や通気口からも入り込んできます。ネズミは500円玉ほどの大きさでも簡単に通ることができ、穴が狭ければ歯で齧って広げることもあるため、小さな隙間でも塞いでおきましょう。
 

まとめ

 
ゴキブリもネズミも不衛生な場所を通り、病原菌を持つ生物であるため、健康的な被害を受けないためには、駆除しなければなりません。
 
ネズミはゴキブリを食べてくれることもあり、頼もしい存在と思ってしまうでしょうが、それ以上に家屋や人間が受ける被害は大きいものになりますので、ネズミの痕跡を見かけたら、すぐに駆除作業を行いましょう。
 
ただし、ネズミは学習能力が高く、自力で対処できないケースは多々あります。
そういった場合には、ネズミ駆除だけではなく侵入口の特定から封鎖、巣の清掃や消毒を一貫して行ってくれる駆除業者に依頼するようにしましょう。