蜂の中でも狂暴性の高いスズメバチに巣を作られてしまうと、刺されてしまうなどの危険性が増すため駆除が必要なのですが、1年でその巣からも蜂の姿がなくなります。今回は、スズメバチの巣は1年で用済みになる?蜂の駆除についてお伝えします。
スズメバチの巣は1年で用済みになる?
スズメバチは、凶暴かつ好戦的で積極的に刺してくることも多い厄介な蜂になります。
そのため、スズメバチに巣作りされるような事があれば、早急に駆除しなければいけませんが、巣が見つかりにくい場所に作られてしまっていて、実害がでなければ放置してしまうという方も少なくありません。
スズメバチの生息域に足を踏み入れなければ、刺される可能性は多少なり下がりますし、刺激をしなければ、刺されることも減ります。むしろ農作物などの畑に害をなす、周りの害虫などを捕食してくれるから、有難い存在と考える方もいるでしょう。
また、スズメバチの寿命は、女王バチで1年、働き蜂は一匹あたり1ヶ月と非常に短く、雄バチも3~4ヶ月程度です。そして、11月~12月頃に越冬するのは、新たに生まれた女王バチのみとなります。越冬する際に、女王バチは巣に残るのではなく、朽ち木内や樹皮の隙間などを利用します。そして、越冬した女王バチは、新たな巣を作るために巣作りする場所を探して活動を再開します。
そのため、1年でスズメバチの巣は用済みになるのです。
蜂の駆除について
スズメバチの巣を駆除する場合に、気を付けなければならないのが、夏場など活発に活動する季節は、ご自身で駆除しようとするのはおすすめできません。
攻撃性も高いスズメバチが一番、好戦的になっているので、巣に近づくだけで威嚇してきます。そのため、刺される可能性が高いので、夏場など巣が大きく成長した段階での駆除を行うのは止めましょう。
自分で駆除するのであれば、12月や1月頃の巣に女王バチもいない状態になってから駆除することをおすすめします。それでも、他の虫や蜂がいる可能性もゼロではありませんので、駆除する際には再三の注意を払って行いましょう。
そして、蜂の巣は残さず駆除することをオススメします。これは、翌年に他のスズメバチやアシナガバチなどに再利用される可能性もあるため、しっかりと取り除くことが大切です。そうすることで、蜂からの被害を軽減することも可能となります。
まとめ
スズメバチは、非常に危険な存在であることに違いありませんが、その生涯は1年程度で終わるため、冬場などに巣の駆除は容易に行える可能性が高い状況です。
しかし、夏場の本格的に巣作りしている時期は、非常に危険な生物ですので、近づくことさえ躊躇われる状況となるため、自身や家族に危害にあわないように、予防策を講じたりすることが重要です。また、巣作りされてしまった場合には、早急にプロの駆除業者に相談し、巣の駆除を依頼しましょう。