スズメバチの毒は人の体に入るとどのような影響を及ぼす?

 
スズメバチに刺されると、死に至ることもある非常に危険な毒を保有しています。そのため、家屋などに巣作りしてしまえば危険と隣り合わせの生活を余儀なくされるのです。今回は、スズメバチの毒は人の体に入るとどのような影響を及ぼす?についてお伝えします。
 

スズメバチの毒について

 
蜂の中には、毒針を保有する蜂が存在しており、毒針を保有するのは、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチなどが存在増す。
その毒針に刺されてしまうと、人間の体内に、毒の成分が注入され、激しい痛みやアレルギー症状を引き起こすトリガーとなります。
 
この毒の成分は、アミン類・低分子ペプチド類・酵素類・非酵素系神経毒などが含まれています。スズメバチは非酵素系の神経毒であるマンダラトキシンを多く含んでおり、刺されると激しい痛みを引き起こします。
 
また、一度刺された程度では死に至ることはありませんが、何匹にも刺されてしまうような状況であれば、アナフィラキシーショックの危険性も高まります。そのため、多くの蜂に襲われるような事になれば、命を落とす恐れもあることから恐れられています。
 
また、スズメバチの毒性は強いため、毒液を目に入れてしまった場合などは、失明する恐れもあるなど、非常に厄介なのです。
 

スズメバチなどの巣の駆除について

 

 
スズメバチなどの巣が家屋に作られてしまうと、いつ刺されるか分からない恐怖と隣り合わせの中、生活を送ることとなります。そのため、早急に対処する必要性があるのですが、巣の大きさによって駆除をご自身で行うかなどの判断基準も大切です。
 
スズメバチは、女王バチが巣を作り始めるのが、初春4~6月頃となり、その期間中であれば、まだ巣の大きさも働き蜂の個体数も少ないため、個人でも巣を駆除できる可能性が高いのですが、6月後半から10月頃までは、巣が大きく成長して行く状況ですので、かなり危険性が高い作業となりますので、プロの駆除業者へ依頼することをおすすめします。
 
そして、11月以降には女王バチは冬眠に移るため、巣から離れ、働きバチはその生涯を閉じることになり、冬の間に巣を駆除することが容易くなる傾向にあります。ただし、ミツバチは、群れで越冬するので、駆除しようとした際には多くの蜂が巣に残っていますので、種類の見極めも大切です。
 

まとめ

 
スズメバチなど毒針を持つ蜂の毒の成分は、人間にとっても非常に厄介なものですので、巣作りされてしまった場合には、早急に駆除しなければなりません。ただし、駆除の際には、防護服を着て対処するなど、ハードルは高い作業となりますので、無理に自身で行うのではなく、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらう事をおすすめします。