都心部に現れるようになったネズミ。棲み処とする場所には条件があり、好条件が揃っているのがカフェや居酒屋といった飲食店でもあります。今回は、ネズミにとって最高の棲み処。ネズミにターゲットにされやすい飲食店でのネズミの被害について紹介していきます。
飲食店は好条件!
ネズミが活動拠点を探す際、棲みやすさ、生きやすさを重視して場所を決めます。
そして、食料が手に入りやすい環境というのもネズミが居心地の良さを感じるポイントになります。
一般家庭においても、ネズミが暖かく過ごせ、食料を確保しやすい家屋を棲み処として選ぶのですが、飲食店においては、食べ物、飲み物を扱うお店だけあって、食料は豊富。
さらに、調理する頻度も高いため、生ごみが発生しやすく、お客さんが食べ物を床にこぼす頻度も多くなり、ネズミにとって食料が確保しやすい環境にあります。
また、ネズミは夜に活動する動物。
夜間にお店を閉める店舗も多く、ネズミにとって天敵となる人間がいないため、安心して食料を漁ることができるのです。
衛生的にも、経済的にも起こる被害
ネズミが飲食店に現れることで、さまざまなトラブルを引き起こします。
まず、病原菌の媒介者でもあるネズミが、店内を歩き回ることで衛生面での被害を受けることになります。食中毒やレプトスピラ症といった人体・健康的な被害を与えることになるのですが、これらの被害は直接触れなくても、糞尿などからも起こり得ます。
衛生管理が出来ていなければ、最悪の場合には保健所から営業停止処分を言い渡される可能性もありますが、ネット時代の昨今ではネズミが人前に現れればSNSで拡散され、お店の印象が悪くなり売り上げ低迷のリスクもあります。
そして、もう一つが経済的な被害。
漁られた食料は病原菌の感染リスクがあるため、破棄しなくてはならず、買い替え費用が掛かります。また、ネズミが電気配線などを齧り、冷蔵庫が起動しなくなれば食材がダメになってしまうこともありますし、シャッターが開かなくなれば営業できない状況にも陥りますが、断線だけではなく漏電することで、火災に発展する可能性もゼロではありません。
まとめ
ネズミが飲食店に出没することで様々なトラブルを引き起こします。
そのため、少しでもネズミの痕跡があった場合には早急な駆除が不可欠。
自身でも駆除に取り組むことはできますが、スピーディーな排除が必要となる場合には、ネズミ駆除を専門とするプロの駆除業者に依頼するようにしましょう。