ネズミに巣作りされると危険な理由と完全駆除が難しい理由


 
民家や建物にも巣作りするネズミは、その繫殖性の高さから厄介な害獣とされています。食料などをかじられたり、糞尿による衛生面が悪化するなど、非常に多くのトラブルの元となります。今回は、ネズミに巣作りされると危険な理由と完全駆除が難しい理由についてお伝えします。
 

ネズミに巣作りされると危険な理由

 

 
ネズミに巣作りされると危険な理由は多岐に渡ります。
まず、健康面での被害です。
これは、ネズミの糞尿が渇き粉状となり空気中を漂うと、人間が吸い込み喘息やアレルギー性鼻炎に結膜炎、じんましんやアトピー性皮膚炎に過敏性肺臓炎といったトラブルを引き起こす可能性があるため、巣作りされ個体数が増えた場合にも非常に厄介な問題となります。
 
また、個体数が増えると、死骸なども増えていきます。そうなると、ダニやウジなどが沸くと、さらに劣悪な環境となり、健康的な被害も拡大しますし、家屋を痛めるケースも考えられるため、大きなダメージを被る可能性が高いです。
 
そして、ネズミは、伸びる歯を削るため、壁や木材をかじるだけでなく、配線などをかじる事もあり、火災などの被害に繋がるケースも少なくはありません。このような問題を引き起こすネズミの駆除は早期対策が非常に重要となります。
 

完全駆除が難しい理由

 
ネズミに棲み付かれると、駆除をしなければならないのですが、ネズミの生態であったり、テリトリーなどネズミの行動パターンなどを知らない一般の方には、完全駆除は非常に難しくもあります。
 
また、ネズミは、繁殖性の高い動物ですので巣が必ずしも一か所だけとも限らないため、一度の駆除だけで完全に駆除できるとは限りません。駆除ができなければイタチごっことなり、労力も時間もお金も掛かってくるため、個人でなんとかしようとするのは困難と言えます。
 
ですので、ネズミの痕跡などを見つけた場合であったり、屋根裏から物音が頻繁に聞こえるなどの、兆候があればプロの専門業者へ相談することをおすすめします。
時間が経てば経つほど、駆除が困難となりますし、被害が大きくなるため、早急に対処することが重要です。
 

まとめ

 
ネズミは、人間の住まう家屋や建物などにも巣作りするため、駆除が遅れると繁殖され、被害が大きくなってしまいます。しかし、知識のない状態で、殺鼠剤などのアイテムを利用したとしても完全駆除するのは非常に難しいので、プロに依頼することが重要です。