ネズミはゴキブリの天敵?ゴキブリより厄介なのはネズミ

 
ゴキブリが多いご家庭にネズミが棲み付くというのは珍しい話ではありません。そして、ネズミが棲み付いたことでゴキブリを見なくなったという飲食店やご家庭の話もあるのです。今回は、ネズミはゴキブリの天敵?ゴキブリより厄介なのはネズミについてお伝えします。
 

ネズミはゴキブリを食べる?

 
ネズミは、食料を確保でき、天敵が少なく安全に暮らせる建物に巣を作ります。
そのため、ネズミにエサを与えないことが棲み付かれないポイントになります。
ですがネズミは雑食。人間が口にする食べ物だけをエサとするわけではないのです。
 
飲食店や商業施設、家屋に侵入するネズミは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類になり、基本的には雑食なのですが、好みの食べ物に少し違いがあります。
ドブネズミは肉類の動物質、クマネズミは果実などの植物系、ハツカネズミは野菜などの植物系を好みますが、昆虫、種子類、穀類はどの種類のネズミも好物。
 
そのため、家に現れるゴキブリも、ネズミにとってはごちそうになり、食べることもあるのです。
 

ゴキブリ駆除のためのネズミ放置は、より危険

 

 
ゴキブリは不衛生の生物であるため、食害だけではなく、悪臭や感染症の原因となります。
そして、なにより見るだけでも不快に感じるという人も少なくはないため、ゴキブリを食べてくれるならネズミ駆除は一旦保留にしょうかな?と思ってしまう人もいることでしょう。
 
ですが、ゴキブリ以上に放置するのが危険なのがネズミになります。
ネズミも同じく、人間の食べ物を漁り食害を引き起こします。そして、直接噛まれることで物理的に痛いと感じるだけではなく鼠咬症の危険もありますし、ゴキブリよりも人間の命に関わる感染症を多く引き起こす元でもあるのです。他にも、糞尿による家屋の腐敗で修繕費用が必要となったり、電線ケーブルを齧られることで火災のリスクも高まるため、受ける被害額は大きいものになる可能性があります。
 
ネズミは学習能力が高いため、駆除に踏み切っても作業が難航し、ゴキブリのようにすぐ退治できないとこも多々あります。さらに繁殖力が強く、放置すれば個体数が増え、被害が大きくなっていくだけではなく、駆除が困難になる恐れもあるのです。
 
そのため、ネズミの痕跡があった場合には、すぐにでも駆除に取り掛かるようにしましょう。
 

まとめ

 
ゴキブリにとってネズミは天敵であるため、ネズミが棲み付くことでゴキブリが減る可能性があります。これがメリットして考えてしまう人もいるかもしれませんが、害をもたらす相手がいるという状況は変わりません。精神的被害、経済的な被害、健康的な被害が悪化する可能性がありますので、ネズミに棲み付かれた時にはすぐに駆除に向けて動き出しましょう。