ネズミに家屋や建物に棲み付かれてしまい、放置するのがなぜ危険なのか。駆除するべき理由について、明確な訳を知らない方も多いことでしょう。今回は、ネズミ駆除が危険な理由!ネズミによる感染症についてお伝えします。
ネズミが起因となる感染症
ネズミはさまざまな感染症の起因となることがあり、これらの感染症は人間にも伝染する可能性があり、感染すると非常に危険な物ばかりです。
以下に、ネズミに関連する一部の感染症をいくつか挙げます。
【ヒトスピロヘータ症(ラットバイト熱)】
ネズミがスピロヘータ菌と呼ばれる細菌を保有していることがあります。
感染すると、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、嘔吐、発疹などの症状が現れることがあります。主にネズミの排泄物や尿との接触によって感染します。
【ヒトヘモシスチン症(ラット媒介貧血症)】
ノミがネズミから人に感染を広げるヒトヘモシスチン症は、ノミの刺し咬により、ヒトヘモシスチン原虫が体内に侵入し、貧血や発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れます。
【レプトスピラ症】
ネズミはレプトスピラ菌と呼ばれる細菌の保菌者となることがあります。
人が感染すると、発熱、頭痛、筋肉痛、悪寒、吐き気、黄疸などの症状が現れることがあります。ネズミの排泄物や尿による感染が主なルートです。
【ハンタウイルス感染症】
ネズミはハンタウイルスを保有しており、人に感染すると、発熱、頭痛、筋肉痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れることがあります。ネズミの排泄物や尿、唾液との接触によって感染します。重症化すると死に至る恐ろしい感染症でもあります。
これらはネズミによって伝染する可能性のある一部の感染症ですが、他にもペストなどさまざまな感染症が存在します。ネズミとの接触を避けることや、ネズミの侵入を予防することが重要です。また、感染症が疑われる場合は、医療専門家に相談し、適切な処置を早急に受けることが重要です。
まとめ
ネズミが媒介する感染症などの菌は、人間に感染すると非常に多くの障害を引き起こす可能性が高いため気を付けなければいけません。そして、感染した場合には、最悪生死に関わる重大な問題となるため、ネズミの駆除が大切になります。
自身の住まいや建物がネズミが巣作りしてしまった場合には、早期完全駆除しなければ、安心した暮らしが行えなくなりますので、プロの専門業者へ相談・依頼しましょう。