都市部での目撃情報が増えているハクビシンですが、家屋などにも棲み付くため、棲み付かれた場合に、なんとか自分で駆除したいと考える方も多いことでしょう。今回は、ハクビシンに棲み付かれた場合に、駆除グッズって効果ある?についてお伝えします。
ハクビシンを追い出す前の注意点!
ハクビシンを駆除する場合に、前提として、自治体や行政に許可を得ているという手続きを行っていなければ、駆除グッズを使っての追い出しなども行わないでください。
これは、ハクビシンが鳥獣保護管理法によって保護されていて、許可なしに作業を行って、ハクビシンの命を奪ってしまった場合や傷付けてしまうと、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
ですので、追い出すためといった駆除グッズを使用して、入口が見つからずに命尽きてしまったり、毒エサを与えてしまって命を奪ってしまった場合には、法を犯すことにもなるので注意が必要です。
そして、ご自分で作業を行う場合、駆除手順や処分方法は自治体によって異なりますので、まずはお住いの自治体に相談して、正しい手順で作業を行える準備を整えましょう。
ハクビシンを追い出すための駆除グッズ
申請の許可が下りれば、駆除が行えるようになり、ハクビシンを追い出すためのグッズは、薬局やホームセンターにAmazonや楽天などのネットショップでも購入が出来ます。
まずは、追い出す手段として多く使用されるのが、燻煙剤や忌避スプレーによって、住処に居られないといった状況を作り出し、追い出す方法になります。ただし、何回もこの方法は効くわけではありませんので、効果がない場合は、他の手段を取らなければなりません。
箱罠を使用した捕獲の場合は、ハクビシンの住処付近に設置するなどして、捕獲することもできます。ただし、捕獲後は、勝手に野に放して良いという問題ではありません。自治体の判断を仰がなければならないのです。大抵は、命を奪って処分しなければならないといった事を求められる可能性が高いので、精神的にも負担の大きい作業となります。
小さな虫や蚊を潰す行動とは違いますので、トラウマになる可能性もありますので、心臓が弱い方や動物の死に弱い方は絶対に捕獲作業は行わないでください。
超音波といったアイテムもありますが、周波数がハクビシンに効かないグッズも多く販売されていて、効果がないといった報告も多いので、無駄に費用を支払って失敗するぐらいならば、確実に駆除を行ってくれるプロの駆除業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
ハクビシンは、近年全国的に被害を拡大している害獣です。家屋にも棲み付くこともあり、排除したいと考える方が多く、駆除グッズも販売されているため、なんとか出来ると考えてしまうのではないでしょうか。燻煙剤や忌避スプレーの効果によって一度は追い出せる可能性はありますが、その後に住処としていた場所の清掃や消毒に、侵入経路を防ぐ作業が必要となります。また、捕獲した場合には、自身で処分まで行わなければならないケースも多いため、精神的負担に耐えられるか考えてから捕まえましょう。
これらが、肉体的・精神的にも厳しいだろうと思う方は、プロの駆除業者へ依頼するのが賢明です。