ハクビシンは野菜や果物が大好物。家庭菜園を守る方法とは

 
都心においてもハクビシンを見る機会が増加傾向にあるなか、大事に育てた家庭菜園が荒らされるケースも多くなってきました。ハクビシンの習性を知り、対策を行えるよう、今回はハクビシンは野菜や果物が大好物。家庭菜園を守る方法とは!についてお伝えします。
 

ハクビシンの特長と習性

 
ハクビシンは雑食性の生き物なので、人間が好んで食べるものであれば喜んで食べれる、と考えることができます。果物や野菜、葉っぱといった植物以外にも、昆虫や小動物、鳥類なども捕獲して食べます。特に好むのが果物です。モモ、ぶどう、ミカン、リンゴなどは被害が多いとされています。
 
またハクビシンは木から木へ飛び移ることは苦手ですが、垂直方向のジャンプは1メートル近く飛ぶことができるため、柵を設けても簡単に飛び越えることが可能です。また、夜行性のため人間が寝静まった夜中に活発に行動するため、ひと気のない家庭菜園は格好の餌場となるのです。
 

ハクビシンから大事な家庭菜園を守る方法

 

 
まずはハクビシンに狙われづらい家庭菜園の環境づくりが重要です。餌になりそうな野菜や果物を放置しない、なるべく早く収穫する、ネットを張って保護するなどしましょう。
 
先述の通りハクビシンは夜行性なので、それを逆手にとって照明を使うことは有効な手段の一つです。センサー式のフラッシュライトなどを設置すると警戒して近寄らなくなることが期待できます。
 
また、ハクビシンには苦手な臭いがありますので、忌避効果のある物を散布しておくのも有効です。
ニンニクやトウガラシ、石油系の臭いが苦手と言われていますが、ガソリンなど石油系を家庭菜園にまくことは難しいので、ニンニクパウダーやトウガラシパウダーを撒くと良いでしょう。
 

まとめ

 
ハクビシンに狙われづらい環境づくりや、被害から守る対策を行うことはできますが、ハクビシンは賢い生き物なので、同じ対策の効果が持続しない可能性があります。
 
また、ハクビシンは一般の方が駆除・捕獲することができません。
鳥獣保護法によって守られている害獣なので、駆除、捕獲をするには自治体への申請を行い、許可をもらう必要があります。罠を仕掛けることも同様です。捕獲許可や狩猟免許なく駆除を行うと、動物を傷つけたり、殺してしまった場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処されてしまいますので注意しましょう。
被害がおさまらないような場合には、プロの駆除専門業者に相談することをオススメします。