ハクビシンやアライグマに寄生するノミやダニが危険な訳

 
近年、東京や神奈川に千葉など関東圏に生息するハクビシンやアライグマなどの害獣が増え、さまざまな被害を齎している状況です。また、その害獣に寄生するノミやダニも問題となっています。今回は、ハクビシンやアライグマに寄生するノミやダニが危険な訳についてお伝えします。
 

害獣による被害と寄生虫による被害

 
ハクビシンやアライグマが家屋に棲み付く被害を拡大しており、駆除依頼件数が全国的に増えている状況です。また、これらの害獣は病原菌やウイルスを持っているケースがあるため、家屋に棲み付かれてしまうと、感染する恐れがあるため、非常に厄介な存在となります。
 
ですので、ご自身で燻煙剤を焚いて追い出したり、プロの駆除業者へ依頼して駆除してもらうなどして、害獣を駆除してく必要性があります。放置すれば、いつ感染してもおかしくありませんし、家屋の老朽化を早めるため、放置するのは得策ではありません。
 
また、害獣が野生で活動していた時に、寄生させたノミやダニを家屋に運んでくるため、棲み付かれると、ノミやダニが家屋で繁殖し、人やペットに取り付くことで感染症を発症する恐れがあります。
 

ノミやダニが危険な訳

 

 
家屋に棲み付いた害獣に寄生していたダニやノミは、害獣よりも簡単に人間の生活スペースにもぐりこんでくるため、感染症や病原体をうつされる恐れがあり、非常に危険な存在でもあります。
 
まずは、マダニの媒介している病原菌の一つに、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)があり、発熱・嘔吐・下痢などの症状を引き起こし、重症化すると出血や多臓器不全などを起こし、最悪の場合は命を落とす事もあります。
 
また、ヒゼンダニというダニの一種は、疥癬(かいせん)という皮膚感染症を引き起こします。感染すると、皮膚に強いかゆみや水ぶくれなどの症状を引き起こし、強い痒みを伴う発疹の症状が現れます。免疫力が低いお子さんやご高齢者などのいるご家庭では、疥癬に感染しやすいので気を付けましょう。
 
このような、病原菌やウイルスをノミやダニが人に移しますので、害獣駆除だけすれば安心という訳ではありません。ご自分で駆除作業を行う場合には、害獣駆除だけでなく、害獣に寄生した虫も、しっかりと駆除しなければなりません。
 

まとめ

 
近年、ハクビシンやアライグマなどの害獣が家屋に棲み付く被害を出していることもあり、駆除依頼件数が増えています。また、その被害により健康を悪くする方も少なくはありません。野生動物が家屋に棲み付けば、動物が保有する病原菌やウイルスに、その動物に寄生した虫が病気を運んでくることもあります。
 
ですので、棲み付かれた場合には、害獣駆除を急いで行う必要性があります。ご自身で作業するのが難しいという場合は、プロの駆除業者へ依頼して対処してもらうことをおすすめします。