ハクビシンが棲み付いてしまった場合には、糞尿を屋根裏などの住処にされることがあります。そして、駆除作業を行って追い出すことに成功した後に、安心してはいけません。今回は、ハクビシンを追い出したらどうする?家庭にあるもので消毒!についてお伝えします。
ハクビシンを追い出したらどうする?
近年、都心部などでも増えているハクビシンなどの害獣の棲み付き被害ですが、専門業者へ依頼する方もいるなかで、ご自身で対処するケースもあります。
忌避剤や燻煙剤を使用して、上手く追い出すことに成功した後には、家屋の修繕であったり消毒作業が必要となってきます。長い年月棲み付かれてしまっていた場合には、環境は劣悪な状況となっており、ダニやウジなどが多く湧いているだけでなく、屋根裏の断熱材が剥がされてしまっていたり、柱などが削れているケースもあるため、業者でなければ回復させられない可能性があります。
また、糞尿などが長期間放置されていると、シミなどが出来ているケースもあり、消毒作業自体も、しっかりと行わなければ改善されないのです。
家庭にあるもので消毒!
実際に、消毒作業をご自身で行うとなれば、まずは住処とされていた環境の清掃から行う必要性があります。食べ残しや糞尿など、かなり荒れている可能性がありますので、雑巾やマスクにゴム手袋を用意して、作業にあたりましょう。
消毒作業をするにあたって、家庭にあるもので対処する場合には、漂白剤のハイターを使用して除菌していくことができます。ただし、原液のまま使うと、家屋にダメージを与えてしまうことになりますので、希釈して利用しなければなりません。
ハイターを、濃度0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウム液を作る場合、水1Lにキッチンハイター10ml(キャップ約0.4杯分)にて使用することで、ウイルス除去としても利用が出来ることが、公式サイトにも記載されていますので、希釈した物をスプレーなどに移し替え、散布しながら清掃しましょう。
ただし、ハイターを使用した作業は、空気の喚起が必要であるなど、素人の方にとっては、気分が悪くなる可能性などもあるので、注意して作業にあたりましょう。
まとめ
害獣駆除件数は、近年増えており厄介な問題となっています。ハクビシンによる棲み付き被害も軒並み全国で増えており、専門的な業者へ依頼する方が一般的ではありますが、ご自身で作業するケースも少なくはありません。その際に、追い出すことに成功して一安心と感じているかもしれません。しかし、ハクビシンに媒介していたノミやダニなどが大繁殖すれば、病原菌をうつされる恐れもあります。環境が悪化すればするほど、住みやすい家屋を取り戻すことが出来ません。従って、追い出したのち、清掃や消毒作業をしっかりと行いましょう。