ハクビシンが家屋に棲み付く事も増え、ご自分で駆除作業を行う方も少なくはありません。その際に、くん煙剤を使用して家屋などの建物から追い出そうとする方も多いことでしょう。今回は、ハクビシンを駆除するのに、くん煙剤を使用するメリットについてお伝えします。
 

ハクビシン駆除にくん煙剤

 
ハクビシンが近年、関東圏などでも生息域を広げ、家屋に棲み付く被害も増えている状況となります。一般的には、プロの駆除業者へ依頼して駆除するケースが多いのですが、ご自分で駆除作業を行おうとする方もいらっしゃいます。
 
ご自分で作業するとなると、気を付けなければならないポイントがあります。
まず、ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られているため、傷つけたり捕獲することが許されていません。ご自分で作業する場合には、必ず自治体や役所での手続きを行ってからでなければ、作業をしてはいけません。もし、手続きをせずに駆除作業をして、ハクビシンを殺傷してしまうと、法を犯す行為となり、罰を科せられてしまいますので、注意しましょう。また、箱わななどを使用する場合は、狩猟免許の取得が必要となってきます。
 
そのため、家屋から追い出すという手段を取る方法があります。その場合には、燻煙剤にてハクビシンを家屋から追い出すのも一つの手段となります。
 

くん煙剤を使用するメリット

 

 
ハクビシンを追い出すためにくん煙剤を使用する場合、人やペットにも影響を及ぼすほどの化学薬品などが配合されていますので、使用上の注意を守り利用しましょう。
 
ハクビシンやペットは人よりも嗅覚が鋭いため、効果はてき面ですが、ペットへの危害は望んではいないでしょうから、使用の際は友人や家族などに預かってもらうなど、影響を及ぼさないようにしなければなりません。
 
くん煙剤を使用するメリットは、ハクビシンを追い出すことだけではありません。
燻煙剤には、害虫にも効果を齎す成分が入っていることが多く、ハクビシンに寄生して繁殖しているノミやダニの駆除にもなるため、追い出した後の清掃や消毒作業をより効果的に行えます。そのため、くん煙剤を使用した駆除作業というのは効率的な駆除作業にもなるのです。
 

まとめ

 
ハクビシンの駆除に、くん煙剤を使用するのは、一般の方だけでなく、プロの駆除業者も利用するアイテムです。くん煙剤は、棲み付いたハクビシンを追い出すだけでなく、寄生していた寄生虫をも駆除する効果があり、効率よく駆除作業が行えるアイテムですので、使用上の注意を守り使用してみましょう。
ただし、ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られていますので、くん煙剤を使用する際には、自治体や役所での手続きを行ってから使用することをおすすめします。