ハクビシンが家屋に棲み付いた際に、ご自分で駆除作業するとなると燻煙剤を使用すると言う方は多いと思います。その際に、使用の注意ポイントが幾つかあります。今回は、ハクビシン駆除する際に燻煙剤を使用する際の注意ポイントについてお伝えします。
燻煙剤使用の注意ポイント
ハクビシンなどの害獣が家屋の屋根裏などに棲み付いた際には、燻煙剤を使用して家屋から追い出すという手段を取られることも多いのですが、燻煙剤を使用して追い出す場合には気を付けなければならないポイントがあります。
燻煙剤は、部屋中を殺虫成分が含まれた煙・霧で充満させる効果があります。爬虫類に熱帯魚などのペットであったり、観葉植物などにも毒性を与えるものですので、燻煙剤を使用する際には、気を配って使用しなければなりません。
例えば、ペットは嗅覚が鋭いこともあり、燻煙剤使用後2~3日は、部屋に戻さない方が良いですし、観葉植物もしっかりと換気を行った後に戻すなどしなければ、枯れてしまうので注意が必要です。
また、燻煙剤でノミやダニなども死骸となっているのですが、目にすることが出来ないため、必ず掃除機で吸い取ったり、フローリングなどは水ぶきをするなどして清掃する必要性があります。
燻煙剤と火災報知器
燻煙剤は、人間にとっても臭いもきつく、肌に直接触れたりすると刺激も強いので使用には十分に注意しなければならないのですが、間違って吸ってしまうと呼吸困難になったり、喉の痛みや吐き気、目の痛みなどに繋がります。
ですので、間違っても吸わないようにしなければなりません。
しかし、作業前に火災報知器が鳴らないように施工しても、その施工が完全ではなく、火災報知器が鳴り、慌てて部屋に戻って消そうなどとすると、誤って煙を吸い込んでしまうケースも起こります。
まず、一般的なご家庭にある住宅用火災警報器は、鳴りだしても自動的に消防署へ連絡されるわけではないので焦らず対応することが大切です。仮に、賃貸物件の場合には施設用として管理されている場合があり、警報が止まらない場合には、管理室へ連絡して止めてもらいましょう。
また、火災報知器を鳴りやませるには、窓などを開けて換気をしましょう。
鳴りやまない場合は、本体のボタンを押すか紐を引っ張って止めることが出来るのですが、煙が残っていれば、また鳴り出します。
火災報知器は煙を感知して鳴りますが、煙を感知しなくなると自動で止まります。
そのため、燻煙剤をたいて火災報知器が鳴ってしまった場合には、換気して煙を出しつくす必要性があるのですが、簡単には煙も排出できませんので慌てずに行動しましょう。
まとめ
近年、ハクビシンなどの害獣による被害が拡大しており、家屋に棲み付かれるケースも増加傾向にあります。そして、ご自分で燻煙剤を使用して追い出そうと考える方も少なくはないのですが、飼っているペットや植物などにも有害なので十分に気を付けて使用していきましょう。