ハクビシンが家屋に棲み付き、駆除専門業者などに依頼せず、駆除をご自分で行うことを選び、忌避剤や燻煙剤を使い、追い出すことにも成功する可能性はあります。その後には、ご自分で清掃や消毒などの作業が必要となってきます。今回は、ハクビシン駆除後に家庭で揃えられる消毒薬!清掃が必要な理由についてお伝えします。
駆除後に清掃が必要な理由
ハクビシンに棲み付かれ、ご自分で燻煙剤などを使用して追い出すことに成功することもあります。そうなれば、専門業者へ依頼する必要性が無くなりますが、その後の作業もしっかりと行わなければ、目に見えない被害は拡大するのです。
ハクビシンには、ノミやダニが寄生していることが多く、元凶のハクビシンが居なくなったとしても、寄生していたノミやダニは住処周辺や家屋の至る所に生息域を広げていきます。目に見えないからこそ、気にしていないという方も多いのですが、ハクビシンの持つ病原菌を媒介している恐れもあり、ノミやダニに噛み付かれると感染する恐れがあるのです。
その他にも、住処としていた場所に食べ残しや糞尿が残っていれば、家屋の老朽化にも繋がりますし、嫌な臭いが家屋に充満するため、駆除後には清掃や消毒作業を行っていかなければ、安全な暮らしを取り戻すことは出来ません。
ハクビシン駆除後に家庭で揃えられる消毒薬!
ハクビシン駆除後に、清掃や消毒作業をするとなった場合には、マスクやゴム手袋をして、食べ残しや糞尿の片づけを行います。また、ノミやダニも生息している可能性があるので、塩や殺虫剤をまいて死滅させましょう。
その後、掃除機などで住処のゴミを取り除き、消毒作業にあたります。
使用するのは殺菌効果の高い次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸ナトリウムとは?と思う方も多いかもしれませんが、案外身近な商品となります。
これは、衣類や台所などに使用するハイターです。100円均一や薬局で売られているので、購入は簡単ですし、使用する場合には希釈したものをスプレー容器に入れて塗布して、雑巾がけをしましょう。
作業する際には、換気を良くし無ければなりません。もし、吸い込んでしまうと咳込んだり呼吸器に異常をきたす恐れがありますので、注意が必要です。
この作業を行って、やっとハクビシン駆除の完了となります。その後、侵入経路をパンチメタルなどで閉ざし、再侵入を許さないようにして完了です。
まとめ
近年、ハクビシンが家屋に棲み付く被害が拡大していることもあり、ご自分で駆除作業を行おうとされる方も少なくはありません。家屋から追い出すことに成功することも当然あります。ただし、そこで作業が完了という訳ではありません。家屋に残ったノミやダニ、食べ残しや糞尿を排除し、消毒作業を行わなければ、健康被害や家屋の老朽化を防ぐことは出来ません。ご自分で作業にあたる場合には、しっかりと清掃消毒作業を行ってください。
仮に、これらの作業が難しいと感じましたら、無理にご自身で対処するのではなく、プロの駆除専門業者へ相談し対処していくことをおすすめします。