夜にウォーキングや散歩をしていると、川辺や森林の多い公園などで、普段見かける事のない動物を見かけることもあります。近づいてもなかなか逃げないこともあり、可愛らしく感じてしまう事もあるでしょう。今回は、ペットにはできない!街中で見かけるハクビシンは害獣!についてお伝えします。
警戒心の低いハクビシンも増えている
運動不足を解消するために、夜にウォーキングであったり、散歩するという方も周りの景色を見ていると、野良猫を見かけたりすることもあると思います。
しかし、その野良猫に見えた動物が、近づいてみると猫ではなく、ハクビシンというケースも近年では多く、珍しさに近寄ってみたことのある方も少なくはないでしょう。
また、都心部では人を見ても逃げ出さないハクビシンもおり、近づいても威嚇されもしないケースもあるため、ペットにできるのでは?なんてことを考える方もいるかもしれません。見た目自体も可愛らしいこともあり、そういった考えを持っても不思議ではないでしょう。
ですが、ハクビシンはペットとして飼うことは法律上できません。
ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られており、学術研究の目的、鳥獣の保護又は管理の目的その他環境省令で定める目的で鳥獣の捕獲等しようとした場合には、環境大臣や都道府県知事の許可を受けなければ、飼育や保護することは出来ないのです。
従って、ハクビシンが野生化していても、捕獲して飼育することは出来ないので、人に懐きそうだからといって、捕獲・飼育しないように注意しましょう。
ハクビシンは害獣
可愛らしいハクビシンは、あくまでも野生動物で、さまざまな病原菌やウイルスを持っている恐れがありますので、間違ってもペットとして向かい入れようとは考えてはいけません。
臆病な性格ではありますが、触ろうとして近づき過ぎて噛み付かれたり引っ掻かれたりすれば、健康被害を齎すケースもありますので、害獣として考えなければなりません。
近年、ハクビシンによる被害は、農作物への被害であったり、家屋に棲み付き獣臭が家屋に染みつき、糞尿により家屋の老朽化を早めるなど多くの問題へと繋がっています。
だからこそ、ハクビシンは害獣であり、駆除対象でもあります。
可愛らしい動物でありますが、非常に危険な存在であることを忘れてはいけません。
仮に、見かけた場合には、自治体や役所へ連絡し、報告することをおすすめします。
また、家屋に棲み付かれてしまった場合には、早期駆除依頼をプロの駆除業者へ相談し対処しましょう。
まとめ
ハクビシンは全国に生息する野生動物となります。夜行性の動物ですので、夜間にウォーキングなどをしているときに、出くわす事もあるかと思いますが、人を見ても逃げないからといって、近づいて触ろうとはしないでください。また、捕獲してペットにしようともしてはいけません。現在、ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られている動物となりますので、飼う事も禁止されています。
そして、家屋に棲み付いて病原菌などを撒き散らし感染させられる恐れもありますし、畑を荒す害獣でもありますので、知識なく近づくのは危険であることを覚えておいてください。