町で犬の散歩を見ると、電柱であったり、家屋の壁などに少量のおしっこをするのを目撃したことがあるかと思います。これらの行動はマーキングであり、自分の縄張りを示す行動となります。今回は、マーキングなどの痕跡をなぜ残す?アライグマ駆除の重要性についてお伝えします。
マーキングなどの痕跡をなぜ残す?
野生の動物であれ、ペットであれ、自身の縄張りを示すためにマーキング行為を行うことは多いです。自身がいる事を他の動物に知らせることで、このエリアは自分のものだ。強いんだぞなどのアピールでもあります。
また、マーキングすることによって、他の動物へ自己紹介をしており、発情期であったり、健康状態を知らせていると考えられています。
そのため、さまざまな動物がマーキングをしています。
近年、害獣として問題視されるアライグマもマーキングを行います。
アライグマのマーキングは、糞尿や匂い腺からの分泌物であったり、木や壁に柱などを爪で引っ掻いて、自分のテリトリーや存在を知らせます。
アライグマ駆除の重要性
アライグマの様な野生動物が家屋に棲み付けば、健康被害や家屋の老朽化などの問題に繋がるため、棲み付かれないように対策を講じなければなりません。
そもそも、アライグマが自分の家の近くに住んでいるものなの?と考える方も多いことでしょう。実際には、全国に個体数を増やしている害獣です。都市部でもその存在が確認されていますので、忌避対策をおこなうことは大切なのです。
既にマーキングをされていて、気が付かなかったことで、家屋に棲み付かれてしまったというケースも存在しますので、家屋周辺で頻繁に糞が落ちていたり、壁などに引っ掻かれた痕があるといった場合は、近くに野生動物が生息している恐れがあります。
そうなると、いつ棲み付かれても不思議ではありませんので、忌避対策を講じなければなりません。簡単に出来る作業は、マーキングされている場所を、洗剤などで臭いや汚れを洗い流したり、アライグマの天敵となる犬やオオカミなどの尿を散布して、忌避することができます。
また、パンチングメタルなどを利用して、侵入経路となりそうな場所を施工して、侵入を許さないようにすることが大切です。
しかし、侵入経路は一つだけではありません。見逃してしまえば侵入される恐れがありますので、しっかりと忌避対策を講じたいのであれば、プロの駆除専門業者へ相談し、対処してみると良いでしょう。
まとめ
動物は、自分の存在を周りに知らせるためにマーキング行動を行います。
アライグマなどの野生動物は、その行動で、繁殖期や健康状態などコミュニケーションツールとして使っていたり、餌場に他の動物を近付けない様にするなど、多くの情報を残しています。そのマーキングの中には、自身の巣床としようとする周辺にも残します。家屋にそういった異変があれば、棲み付かれる前触れかもしれませんので、異変に気が付きましたら忌避作業を行いましょう。