ラットサインとは?ネズミの痕跡を見つけたらどう対処する?

 
ネズミは臆病な性格であるため、人間が目視することは、あまりありません。ですが、ネズミは痕跡(ラットサイン)を必ず残します。今回は、ラットサインとは?ラットサインの種類やネズミの痕跡を見つけたらどう対処する?について紹介していきます。
 

ラットサインの種類と特徴

 
ネズミは臆病で警戒心が強く、夜行性のため人前にはめったに現れません。
そのため、ネズミの痕跡となるラットサインをチェックし、ネズミに侵入されていないか確認することが大切となってくるのです。
 
【ラットサインの種類】
 
・こすったような黒い跡
ネズミは同じ道を移動経路とすることが多いため、ネズミの脂や体に付着した汚れが幾度も接触することで床や壁、柱といった場所に黒ずみの跡として残ります。
 
・糞尿
ネズミが通った道や、食べ物を物色した近くなどに糞が落ちていることもあります。
特に、移動しながら糞をするという習性を持ち、家屋に良く棲み付くクマネズミがいる場合には、移動経路となる部屋の隅、物陰などに散らばっていることが多いでしょう。
家に棲み付くネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類となり、それぞれ糞の違いがあるため、糞から棲み付いているネズミを特定することもできます。
 
・齧った形跡
ネズミは一生伸び続ける門歯を持っているため、硬いものを齧る習性があります。そのため、家具やケーブルなどに齧られ跡を発見した際には、ネズミの存在を強く疑うようにしましょう。
 
・ネズミの足跡
ネズミの足跡は小さく見つけづらいですが、ホコリが溜まった場所では素人目でも見つけやすいかもしれません。
 

ラットサインを発見したらどうする?

 

 
ラットサインを見つけた場合には早期駆除・対処がポイントになってきます。
食料となる人間の食べ物を戸棚にしまったり、巣材となる衣類や紙類は処分・収納するようにしましょう
そして、ラットサインがあった場所はネズミが良く通る道となるため、ラットサインがあった場所に毒エサや罠を設置し、再度侵入されるリスクがあるため侵入口となる小さな隙間を穴で塞ぐなどの対処も忘れてはいけません。
 
ただし、巣の駆除、死骸の処理も自身で行わなくてはならないため、巣がある屋根裏に登れない、死骸をみるのはちょっと…といった場合には、プロのネズミ駆除業者に依頼するのがオススメです。
 

まとめ

 
ネズミが家に棲み付くことで、病原菌による人体・健康的被害を受けたり、ケーブルを噛まれたことで漏電して火災につながるなど、経済的な損害を負うことにもなります。
また、ネズミがいるだけで恐怖を感じ、不安やストレスがたまり精神的にもダメージを受けてしまう人も少なくありません。
そのため、こういった被害が拡大する前にラットサインをヒントにネズミに気付き対処していくことが大切となってきます。