日本には多くの動物が生息しており、なかには絶滅危惧種に認定されている動物もいるため、駆除が必要なケースにあっても気を付けなければなりません。今回は、レッドリストって何?イタチなどの害獣でも殺処分はできない?についてお伝えします。
レッドリストって何?
レッドリストとは、国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature、IUCN)によって管理されている、世界中の動植物の絶滅危惧度を評価し、カテゴリーに分類するためのリストです。このリストは、生物種の保全状態を示す重要な指標となっており、絶滅の危険度や保護の優先順位を決定する際に広く使用されています。国内では、環境省のほか、地方公共団体やNGOなどが作成しています。
環境省が発表した最新の改訂版は、令和元(2019)年度に公表されています。そこでは、74種についてカテゴリーの見直が行われ、絶滅危惧種が40種増加し、合計3,716種となっています。
そして、日本に生息するシベリアイタチやその亜種となるニホンイタチなども準絶滅危惧種に指定されています。
参照:いきものログ レッドリストの概要
https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/
イタチなどの害獣でも殺処分はできない?
屋根裏などに棲み付くことのあるイタチの駆除を考えると殺傷せずに、捕獲したり追い出すことを考えなければなりません。
元々、イタチは鳥獣保護法によって守られている動物ですので、駆除するためには自治体や市役所に申請をして、許可を得てからでなければ作業が行えません。また、イタチを捕獲した場合には、メスのイタチは殺処分してはいけませんので、駆除するにしても生態判別が行えなければなりません。
このように、イタチの被害を受けた時には、駆除作業が非常に大変ですので、プロの駆除専門業者に力を借りる事をおすすめします。
駆除を専門とする業者に依頼するメリットは、自身で駆除作業を行わなくて良くなり、個体の生態を把握する必要性もないため、ご自身で作業するよりも負担が軽減します。
また、棲み付かれていた場所の清掃や消毒作業を行ってもらえますし、侵入経路を塞ぐといった作業まで依頼できるため、再度棲み付かれるリスクを排除してくれます。
まとめ
日本に生息する動物の中には、絶滅危惧に指定されている動物などもいるため、害獣駆除するにも気を付けなければならないケースが多々あります。しかし、一般の方がそのような情報であったりを知る余地はないでしょう。ですので、害獣に棲み付かれてしまった場合には、プロの駆除専門業者へ相談し対処していくことをおすすめします。