似た姿だけれど行動が異なる?アナグマとハクビシンの違い!

 
農作物被害が深刻化する日本において、害獣とされるアナグマやハクビシンといった動物が、近年では各地に被害を広げており、非常に厄介な存在とされています。今回は、似た姿だけれど行動が異なる?アナグマとハクビシンの違い!についてお伝えします。
 

アナグマとハクビシンの違い!

 
在来種とされるアナグマと在来種か外来種なのか判明されていないハクビシンといった動物が、近年、農作物被害を多く出しており、問題視されるケースが増えています。
 
アナグマとハクビシンの違いは、アナグマは穴を掘り巣床を作り、ハクビシンは穴を掘らず、アナグマなどが掘った穴を利用したり、自然にできた木の穴や洞窟を巣とします。
 
アナグマは穴を四方八方に掘り進め、出口と入口を沢山作り身を守ることに特化したことで、俊敏性には欠けており、行動はゆっくりです。一方のハクビシンは、俊敏で木登りを得意としています。
 
体つきはアナグマは、尻尾が短くふっくらとした体型で、ハクビシンは尻尾が体長と同じぐらい長くスリムな体型です。
顔つきが両方とも特長的で、アナグマは目の周りが縦長の茶色っぽい模様があり、ハクビシンは、鼻頭から額に掛けて白の線模様が入っています。
そして、両者ともに雑食性の夜行性という特長があります。
 

家屋に棲み付く可能性はある?

 

 
アナグマは穴を掘り進め、300m近くの距離に幾つもの出入口のある通り道を作るため、人間の家屋の床下に出入口を作り棲み付く事があります。また、ハクビシンは木登りが得意なこともあり、屋根裏に棲み付くケースがあります。
 
アナグマもハクビシンも家屋に棲み付く恐れがありますので、注意しなければなりません。
また、野生動物が棲み付いてしまうと、病原菌やウイルスを媒介している恐れもあり、健康被害を受ける可能性もあるため、早期駆除が必要です。
 
ただし、アナグマもハクビシンも鳥獣保護管理法によって守られている動物ですので、勝手に駆除することができません。駆除作業するにあたっては、自治体や役所での申請手続きを行ってからでなければ作業は行えませんので注意しましょう。
 
また、野生動物も危機に瀕した状況ですと、威嚇し攻撃的になります。大怪我を負う恐れもありますので、作業に不安を感じる方は、無理せずプロの駆除専門業者へ駆除作業を依頼することをおすすめします。
 

まとめ

 
近年、アナグマやハクビシンなどの野生動物による被害が各地で拡大している状況です。
珍しい動物だからといって、その存在を放置してしまうと、健康被害や家屋の老朽化などの問題も引き起こす厄介な存在となりますので、被害に気が付きましたら、早期対処を試みましょう。
 
害獣被害でお困りの方は、ハクビシンの救急隊へご相談下さい。