ネズミが家屋に棲み付くと、ダニやノミをまき散らすため、アレルギー症状がでたり、強い痒みが突如増えた場合にはネズミの侵入を疑う材料になり得ます。今回は、体がかゆい。発疹がでた。ネズミ要因のダニ・ノミに注意について紹介していきます。
ノミやダニの媒介者
ネズミが家に侵入すると、食べ物を漁られ買い替えが必要となったり、屋根裏から物音がして睡眠に支障が出たりと、様々な迷惑を被ることになります。
そして、屋外であったり、家の中の不衛生な環境を通り道としているため、ネズミは多くの細菌やウイルスの媒介者として知られ、体にはダニやノミが寄生しています。
ネズミに寄生する吸血性のイエダニは、ネズミの巣の中で大量に発生した場合や、寄生先となるネズミが亡くなった場合に、新しい宿主を求め移動し、人も吸血します。
そのため、急に体の痒みを感じた場合にはネズミが要因の可能性もゼロではありません。
また、病原菌を持ったダニの一種のツツガムシに刺されることで頭痛や発疹などの症状が出てしまうツツガムシ病にかかる恐れもあります。
ノミやダニをまき散らすネズミ
ネズミが家屋に侵入する理由は、暖かな寝床、食料確保です。
そのため、ずっと巣の中で過ごしているわけではなく、室内で食料を求め動き回ることになります。
ネズミが移動すれば、あちらこちらにノミやダニを落とすことになり、ネズミが触れた布団や衣類にも付着してしまう可能性もあります。
また、糞尿をまき散らし室内環境を悪化させてしまったり、ヒョウダニが付着しているホコリなども広げてしまうため、痒みだけではなく、アレルギー性の気管支喘息や強い痒みからのアトピー性皮膚炎の発症リスクも高まってしまうのです。
小さな子供はネズミの危険性を知らずに直接触れてしまい、ノミやダニだけではなく病気にかかってしまう可能性もありますし、ペットにダニが移ってしまうことで痒みを発症してしまう危険もあります。
イエダニに刺されたからと言って、必ずしもネズミが原因というわけではなく、布団を干すなどダニが生息しづらい環境を整えていくことも大切となりますが、刺され箇所が異常と感じた場合にはネズミを疑い、業者に調査してもらうなど行動に移しましょう。
まとめ
ネズミに寄生するダニは人間には悪影響でしかありません。
駆除して追い出したとしても巣があった場所の清掃・消毒まで終わらせなければ、ノミやダニの脅威は去りませんし、侵入口を閉ざさなければネズミに再度侵入されるリスクもあります。自身で行うこともできますが、駆除から清掃まで一貫した作業は骨が折れるものでもありますので、ネズミの特定から完全排除まで目指したい方は、プロのネズミ駆除業者に依頼するのがオススメです。