体が痒い。イエダニ大量発生の原因は棲み付いたネズミ?

 
体が痒くなる原因にダニの発生があります。そのため、痒みを感じたら害虫駆除を行う人も多いでしょう。ですが、イエダニはネズミに寄生するダニ。大本を断たなければ被害はなくなりません。今回は、体が痒い。イエダニ大量発生の原因は棲み付いたネズミ?について紹介していきます。
 

イエダニはいつ現れる?

 
1年中部屋の中にみられるヒョウヒダニ。梅雨や秋口になると増えるツメダニやコナダニなど、家の中には様々なダニが生息しています。
 
イエダニは、繁殖時期を迎える6月~9月頃に被害が増えると言われていますが、ネズミに寄生するダニでもあるため、ネズミが家屋に棲み付いたらイエダニの被害も増えると考えると良いでしょう。特に宿主が亡くなると次の寄生先を探したり、ネズミの巣で大量発生したイエダニが移動することで、人への吸血も目立つようになり被害も増えていきます。
 
カーペット、畳、布団などに生息するダニとは異なり、イエダニが潜むのは暗い場所と言われていますが、寄生先となっているネズミは瓦、エアコンの室外機といったわずかな隙間があれば家屋に侵入してきます。
運動神経が抜群なクマネズミは高所を得意としているため、平屋だけではなくマンションやアパートにも侵入します。そのため、ネズミ被害と共にイエダニ被害もマンション住まいだから安心というわけでもないのです。
 

イエダニの吸血は危険

 

 
イエダニに刺されると湿疹とともに強い痒みに襲われます。人間に寄生することはないため、症状は一時的なものだと言われていますが、より恐ろしいのが病原体への感染リスク。
放置すれば死に至る感染症もあり、イエダニは太ももといった身体の柔らかい部分を好んで刺す傾向にあり、女性や子供の方が被害に遭いやすいと言われているため、小さなお子様がいる家庭では、すぐにでもイエダニの駆除を目指さなければなりません。
 
そして、二次感染を引き起こすダニの寄生先となるネズミを駆除しなければ、脅威が去ることはありませんので、ネズミ駆除は必ず行うようにしましょう。
 

まとめ

 
ネズミに寄生するイエダニに吸血されると、体にしつこい痒みを感じるだけではなく、危険な病気にかかる可能性があります。そのため、ネズミの痕跡を見つけた場合には、害虫駆除と害獣駆除も併せて行わなければなりません。
 
粘着シート、毒エサ、忌避剤など市販グッズを用いて自力で駆除を行うことができますが、危険と隣り合わせの作業となる可能性もあり、効果的に駆除グッズを使いこなせずなかなかネズミがいなくならないといったケースもあります。
そのため、早期駆除を目指したい場合には、知識と経験が豊富で効率的に駆除作業を進めることができ、巣の清掃や消毒、侵入口の封鎖まで依頼可能なネズミ駆除を専門とする業者を頼るようにしましょう。