ハクビシンは、都心部などでも近年、被害を拡大している害獣となるため、駆除が必要となります。しかし、一般の方が知識も経験もなしに作業をするのは非常に難しいです。今回は、個人では難しいハクビシン駆除！業者に任せるのがおすすめ！についてお伝えします。
 

ハクビシンについて

 

 
近年、ハクビシンが生息域を広げ、さまざまな問題を引き起こしています。
例えば、ハクビシンが工場などに棲み付くと出荷前の商品を荒したり、糞尿をして製品としての価値を無くしてしまったり、畑や果樹園の農作物や鶏舎などの家畜を狩り食料としてしまうといった経済被害を齎すことがあります。
 
また、家屋に棲み付くことで、ハクビシンが媒介する病原菌やウイルスに感染する恐れもあるため、非常に危険な存在となっています。そして、家屋に棲み付き、家屋に獣臭が染みついてしまったり、糞用による悪臭で家屋のリフォームが必要となるなど、資産価値を下げてしまう元凶となるケースもあります。
 
このように、害獣のハクビシンは人間の生活に入り込み、被害を拡大する動物として、駆除していかなければなりません。
 

個体数が増え続けるハクビシン

 

 
ハクビシンは、穏やかな性格をしているため、駆除も容易いと考える方が少なくはありませんが、実際には個体数が減るよりも、増えている傾向にあります。
 
これは、野生化するハクビシンが山林などに生息し、木の中にできた空洞や洞窟、他の動物が巣立った後の巣を利用するだけでなく、人間の住むテリトリーにまで生息域を広げ、神社や公園に植物園、家屋や工場に廃墟など姿を隠しやすい場所に棲み付きます。
 
また、個体数が増えている理由には、日本国内にハクビシンの天敵となる動物が少なく、主に駆除するのが人間しかいないということが、個体数を増やす要因にもなっています。
そして、人が駆除するのにも、手続きが必要であったり、狩猟免許が必要となるケースもあるため、駆除するのも簡単に行えないことが被害の拡大にも繋がっているのです。
 

個人でのハクビシン駆除について

 

 
ハクビシンが家屋などの建物に棲み付いた場合、早期駆除をしなければなりません。
これは、ハクビシンの持つ病原菌やウイルスに感染する恐れもありますし、家屋に棲み付けば、獣臭が家屋に染み込み、資産価値を落とす事にもなりますし、駆除後にはリフォームを検討するなど大きな費用が必要となるので、ハクビシンに棲み付かれてしまった場合には、駆除が必須です。
 
ハクビシンの駆除は、ご自分で作業するとなれば、忌避剤や燻煙剤などの商品を使用して、家屋から追い出すことができれば、良いのですが、そう簡単でもありません。
 
まず、ハクビシンは鳥獣保護管理法によって守られている動物となるため、忌避剤や燻煙剤作業で、殺傷してしまった場合には、法律を破ることとなり、罰を科せられてしまいます。
 
作業をするのであれば、必ず自治体や役所での申請手続きを行ってから、作業にあたる必要性があります。また、ネットショップでも簡単に購入ができる箱わななどを使用する場合には、狩猟免許の取得が必要ですので、個人で駆除作業にあたるのは非常に大変です。
 

駆除作業後もやることが沢山！

 
役所で手続き後にハクビシンを追い出すなど、駆除に成功した場合に、安堵する方は多いことでしょう。しかし、駆除後にも作業がたくさん残っています。
 
まずは、棲み付いた場所の清掃作業が必要です。仮に清掃せずにいれば、糞尿であったり、食べ残しの食料などが腐敗して、家屋に悪臭が漂います。また、ノミやダニなどの寄生虫も大量発生することになるので、人やペットに被害を及ぼすことにもなるため、綺麗に清掃作業を行い消毒作業を行って、安全に住める環境を作らなければなりません。
 
そして、追い出したハクビシンが再度巣に戻ってこない様にすることや、他の害獣が棲み付かない様にするために、侵入経路を全て塞ぐ必要があります。
 
このような作業を行って、安全な暮らしが取り戻せることにはなるのですが、実際に一般の方がこれらの作業を全てやるとなると、労力や精神的な苦痛などを伴う作業にもなるので、途中で苦しくなるという方が多いです。
 
また、途中から作業を受け持ってくれるという業者も自治体も、ほぼありませんので、作業を遂行できないであろうと思う方は、確実に業者へ依頼することをおすすめします。
 

業者へ依頼するメリット

 

 
ハクビシンなどの害獣駆除をする際に、動物を追い出したり、捕獲すれば終わりだと考える方が多いのですが、実際には精神的苦痛を伴うケースが多いです。
 
まず、清掃は巣作りされていた期間が長ければ長いほど劣悪な状況となっており、糞尿や餌となった小動物などの死骸など、見るに絶えない状況となっている可能性もあります。
ですので、それらの清掃や消毒作業も行わなければなりません。
 
また、捕獲した場合には、市区町村によってもことなりますが、死骸でなければ回収してくれないという場合には、害獣の命を自身で取り上げなければならないため、精神的に苦痛を感じるという方も少なくはありません。
 
ですので、これらの作業も一手にひきうけてくれる、害獣駆除業者へ相談し対処した方が、精神的にも肉体的にも安心して任せることができます。
動物の命を取り上げるなどは、トラウマにもなり兼ねませんので、無理に自分で作業しようとするのではなく、プロの力を借りて対処すると良いでしょう。
 

まとめ

 
ハクビシンは近年、全国的に個体数が増え、生息域を広げている害獣として問題視されています。そして、家屋にも棲み付く被害が増えていますので、ご自分でなんとかしようとするのではなく、プロの力を借りて早期駆除を目指していくことをおすすめします。