冬になればいなくなる?蜂の巣との付き合い方と駆除について

 
蜂の巣ができると、いつ刺されるか分からない不安から、駆除しなきゃ!と考える方は多いことでしょう。しかし、蜂の巣は必ずしも駆除しなければならないという訳でもありません。今回は、冬になればいなくなる?蜂の巣との付き合い方と駆除についてお伝えします。
 

蜂も生態系には大事な存在

 
蜂は毒を持っており、刺されてしまうとアナフィラキシーショックにより命を落とす方が毎年おられます。もちろん、蜂に刺されて絶対に死んでしまうという訳ではありませんが、非常に危険な存在であることには違いありません。
 
ただし、蜂も生態系においては重要な存在であり、簡単に巣を排除して良いという訳でもありません。食物連鎖にも組み込まれており、蜂や蜜を捕食する鳥や熊にとっては、蜂はいなければならない存在ですし、昆虫を捕食する蜂がいなければ、昆虫が繁殖し過ぎて農作物などに影響が出るなど、蜂の存在は非常に大切なのです。
 
しかし、そんな蜂が家屋に巣作りしてしまっては危険性が増し、生活する際に不安を抱えながら生きていくのは非常にストレスが溜まるため、対処した方が良いでしょう。
 

蜂の巣との付き合い方と駆除について

 

 
家屋に巣作りされてしまった場合、まずはその種類について確認する必要性があります。
危険性の高いスズメバチやアシナガバチといった種類は、冬になると女王バチは冬眠し、働きバチは秋ごろに生涯を終わらすため、巣から蜂はいなくなるので、その時期を見計らって駆除することも出来ます。しかし、家屋の中などに棲み付いている場合には、越冬する個体も出てくるといった情報もありますので、駆除作業をご自身で行う際には注意が必要です。
 
巣作りしたのがミツバチであれば、攻撃性は低いので放置してよい様に思えるのですが、多少なり刺される恐れもありますし、蜜を集めるため、巣から蜜が垂れるなど家屋が汚れ、老朽化につながるので対処しなければなりません。
 
蜂の巣駆除も冬場になって排除すれば良いという考え方もあるのですが、巣作りされれば危機にさらされることには変わりありませんので、不安を感じる方は、プロへ依頼して早期駆除することをおすすめします。
 

まとめ

 
蜂は、生態系においても害虫駆除の役割や植物の花粉を運ぶ大切な昆虫ですが、家屋など人間の住むテリトリーに巣作りされてしまうと、非常に危険な存在となります。
しかし、危険なスズメバチやアシナガバチは冬になると、女王バチ以外の蜂は一生に幕を閉じることになるため、巣の駆除自体は冬に行えば良いといった状況にはなります。
それでも、夏場など活発に行動している時は、非常に危険ですので、家屋に巣作りされてしまった場合には、プロの専門業者へ依頼して対処することが大切です。